畑には性格が出る  写真を見る
 

クラインガルデンの皆さんの畑はとても綺麗です。几帳面な方は、定規で引いたように真っ直ぐで幾何学的な畝に、およそ120度の角がピシッと付き、等間隔に並んだ野菜以外には雑草の一本もない、なんて事があります。しかも、ラウベ周りはほうきの掃き後がすじ状に残り、足跡すら付いていないなんて事もある。枯山水か。スバラシイ。持ち主のきちんとした人間性が表れている様で、見ていて気持ちいいです。と、まあ、そう言った畑を見学してから我がラウベに戻ると・・・・わぁ、キタナイ。違いすぎる。何が違うって、全て違うのだけど、まずは、ラウベの周り。肥料袋やら資材をだらしなく置いてある。いかん、いかん。せめて人目に付かない所に片付けなければ。畑も違う。雑草があちこちに生えているし、、畝だって角なんか無いかまぼこ状態。で、畝に角も付けてみると・・。うーん。ちょっとは‘しゃきっ’としたかな。でも、ダメです。数日もすれば元の木阿弥、また、だらしなーい畑に戻ります。私、あまり人目を気にする方ではないのですが、畑ってその人の性格から人間性まで雄弁に語っているようで、これは、なかなか恥ずかしいものです。草が生えると種が近隣に飛んで迷惑をかけたりもするので、農耕が主だった日本人が、人目を気にする風土を培ってきた事も、なにやら納得してしまいますね。
 
 

初めての堆肥作り  写真を見る

マメダは自慢じぁあないですが、冷蔵庫で食品をよく腐らせます。おかずの残りにラップをかけてまた明日・・なんてやっても、まず次の日に出てくることは無いです。完全に腐らせてから「腐っちゃあ仕方ないなー」と、自らを納得させ、捨てます。計画性も無いので無計画にモノを買ってきては腐らせます。そんな生活ですから生ゴミは大量にでます。マメダの心にホンのちょっとの罪悪感を残しながら・・。そんなある日、マメダは決心しました。
「生ゴミで堆肥を作ろう!」マメダの自宅は高層マンション。風の強いベランダでは堆肥作りの勇気は今ひとつ出なかったのですが、農園を借りたから大丈夫。2〜3日おきに生ゴミを持って農園に行けばOK。生ゴミを持っていそいそと外出する姿を人は変に思うだろうがまあイイや。さあ、そうときまればコンポストと、生ゴミ運送用蓋のしっかりしたバケツを購入せねば。
土曜に連れ合いと行ったホームセンターではコンポスト4,000円也。思ったより高い。ただの大きめのポリ容器なのに。そこで、変なところでケチなマメダ夫妻はふた付きポリバケツ1,000円と、運送用生ゴミ入れ(実は漬け物容器。蓋がしっかりしていたし、取っ手が付いていた所が気に入り、600円)を購入。農園でバケツの底をノコギリで切ってハンドドリルで穴を開けて、土を掘って2/3埋めたら完成。後は、ここにゴミを入れるだけ?簡単じゃん。
・・・しかし、そう甘くはないゴミの堆肥化・・以下、失敗は続く・・。
 
 
 

堆肥作りの失敗1  写真を見る
 

生ゴミを入れては土を入れる。この作業で本によると早くて1〜3ヶ月位で堆肥化するらしい。楽しみ、楽しみ。せっせせっせと生ゴミを入れていたところ、あれ?もういっぱいになりそう。まだ1ヶ月もたっていないのに・・。そうだ。畝に直接生ゴミを埋め込めばいいじゃん。そうすれば畝の土が肥えるし、野菜だって嬉しいに違いない。と、マメダは苗と苗の間に点々と穴を掘って生ゴミを入れていったのです。ポリ容器なんて必要なかったかも。初めからこうすればよかった。そして3日たってまたゴミをもっていくと、あれ?前に埋めていたゴミが無くなってる。土もほやほやした感じになっていて、わあ、もう堆肥化したんだー。すごいなー、と、マメダは無邪気に喜んでまた同じ所に今度は多めにゴミを点々と埋めて帰ったのでした。その話をきいた連れ合いがしきりに「そんなに早く分解されるものか・・???」とつぶやいていたけれど、上機嫌なマメダには聞こえない。その早い分解(?)の謎はすぐに判明しました。山から下りてきたタヌキだかイノシシだかが掘り返して食べていたんですねー。畝は大きな足跡で踏み荒らされ、ゴミのあったところは大きく掘り返されて苗が傾いてる・・。う〜ん、(@@)貧血おこしそ。急遽、もう一つポリバケツを買ってゴミはそちらに入れることになりましたが味を占めたその「夜行性の足の大きな謎のケモノ」は、しばらくの間、もうゴミも無いのに夜ごと畑を掘り返して行ってくれたのでした・・・。とほほ。
 

堆肥作りの失敗2  写真を見る
 

ゴミの堆肥化も2ポリ目を迎た頃、急に気温が上がり夏日が続きました。そんなある日堆肥ポリを開けるとうわぁ、すごい小バエ。特に腐ったニオイはしないし、順調に堆肥化しているようだけれど小バエが・・・。空気穴から入ってくるのでしょうかね。小さい穴だから大蠅は入って来られ無いみたい。こんな時は堆肥化促進酵素を入れたり、土を追加すると良いらしい。土も追加するけど、ついでに枯れ草堆肥の中に大量に発生していたミミズを入れてみました。分解を促進してくれるんじゃあないかな?そんな期待を込めてミミズを数十匹、「ほーら、ここをミミズの天国にするんだよー」と、ポリの中に放り込んでみました。栄養は満点だし外敵もいない、土も水分もたんまり。でも、ミミズだらけになったら怖いけど。次の日。ミミズは何故か全員そのままの形で白っぽくなって死んでいました。・・うっ・・!(((ーー;)有毒ガスでも発生していたのかしらん・・?暑すぎた?でも、潜りもしないで・・。ミミズはゴミのニオイが嫌いなのでしょうか????ミミズの天国と言えば確かに天国に行きましたが、ミミズの地獄だったかもしれない。・・・せめて、いい堆肥になってね、ミミズさん・・あ、こわ。

その後(2000年4月)
掲示板でミミズ博士(?)カズヤさんに教えて貰った所、畑にいるミミズと堆肥を作るミミズは別物だそう。前者はフトミミズ、デリケートで捕まえて環境が変わっただけで死んでしまう事もあるそう。深い場所を好むので堆肥コンポストには向かないそうな。後者堆肥ミミズはシマミミズ(キジミミズ)と言って
釣具屋さんに餌として売られているそうです。フトミミズとは生息域を共有出来ないので畑に放す事は出来ないそう。・・ミミズと言ってもイロイロいるワケですね。あのミミズはショックで死んだのでしょうか・・。
 

堆肥作りの失敗37/28

真夏は堆肥作りはお休みにしました。何故かというと匂いがすごい。2〜3日分のゴミを蓋付きポリに溜めてから農園に持っていくマメですが、これが夏はアッという間に腐敗します。キョーレツな匂いです。ふたをしっかり閉めていても漂って来ます。心が荒んでくるほどクサイ・・。それを愛車ボルちゃんに積んで農園まで走るのですが「万一ひっくり返ったら、この匂いとずっとお付き合いかっ?」と思うとハラハラです。それでも、暑い中何とかゴミを抱えて農園にやってきました。堆肥ポリを開けて(これは土があるから臭くない)生ゴミの蓋を開けるとうっ・・。暑い草いきれの中での腐敗臭。真剣に気分が悪くなります。あんまり吸い込むのは体にも良くないんじゃないか?第一農園のご近所さんにも迷惑だ。との判断で真夏は堆肥は中止です。

今はスイカの皮のみ農園の隅に作っている「雑草堆肥」の中に入れています。この中は日中にコウロギや鈴虫が潜んでいるので喜んで食べている様子。雑草堆肥は刈った雑草を1箇所に集めて干し草状態にしている場所ですが、ミミズは20cm級に育っているし、様々な虫が集まって、速度は遅いですが程良い堆肥化が進んでいるようです。真冬に虫達が居なくなった頃、焼いて土に混ぜれば良い土になってくれることでしょう。

堆肥成功!&マッド菜園ティスト10/1

いよいよ秋野菜の季節。春に土に埋めてた《ポリ製生ゴミ堆肥》。掘り返してみると・・・おおっ。出来ているではないの♪臭くない。固形物もない。ちょっと黒っぽい土が完成!!うれしー。5月に作っておよそ4ヶ月。早速畝に混ぜ混ぜ。出来てる、出来てる。でも、ポリに入れたままにしていた堆肥はウジのさなぎだらけで気持ち悪かったー。一応堆肥には成っていたけれど。やっぱりポリは抜いて土に埋めないといけないなー(堆肥の作り方参照)と思ったのでありました。

で、夏は臭くて中止していた生ゴミ堆肥ですが中止前にポリ1/3程度は生ゴミを入れていたのですね。それから放っておく事、2ヶ月。ポリを開けてどうなっているか見てみました。すると・・・堆肥が動いている。グニグニ音までする。こっ、こわー。バタン!と蓋を閉めたマメダ。おもむろに小屋へ行き大量のお湯を沸騰させグラグラ煮立ったままその「動く堆肥」にダバダバ〜。・・・堆肥は動かなくなりました。そしてポリを抜いて土をかぶせる・・・。気持ち悪いでしょう。そう、こう書いている今はとても気持ち悪い。でも、その時の私の脳裏にあった言葉は・・・・「ウジ虫は良い堆肥になるに違いない」・・・だったのです。ひょぇええ〜。畑は人を変えるのかも知れない・・・。

生ゴミ堆肥の性質

初夏に入れた生ゴミ堆肥が完成しました。(11月)早速、作物の生育実験開始。畝に生ゴミ堆肥を鋤き込み、そこに白菜とカブをそれぞれ植えました。
そして、2ヶ月後。生ゴミ堆肥を鋤き込んた畝の作物は、想像以上に違いが出ました。
まず、白菜は、巨大といっても良いほど葉を青々と茂らせています。カブも異様に葉が大きく真っ直ぐに伸びています。生育も通常より早い様子です。しかし、カブは葉が大きく伸びていたのに関わらず、根がとっても貧相でした。つまり、根菜に必要な「カリの成分が少なかった」のです。
この実験での結論は、「生ゴミ堆肥は窒素成分が大変多い」と言う事。考えてみたら当たり前かぁ。菜物にはオススメです!次は実モノに挑戦して「リン酸」の存在を証明予定。乞うご期待〜!
 

支柱探してカヌーで出航 写真を見る

夏野菜はすくすく伸びます。殆どの野菜に支柱が必要です。50本近く必要です。そこでマメダの連れ合いは支柱用竹竿を探すべく、裏山へ行きましたが、もう殆ど皆に取られた後。う〜ん、これはアソコに行くしかないな、とつぶやく連れ合い。アソコ?指さす先は一級河川の真ん中に出来た中洲。中洲というのも面白い物で中洲によって植物相が違う。草原中洲、木中洲、竹中洲・・・なるほど、いかにも人跡未踏の竹林が有るではないの。河川管理事務所に確認してみると「別に取っても構わないですよ」との事。よし、上流からカヌーを出そう、と連れ合い。2人乗りカヌーに娘を乗せてドンブラコ、ドンブラコ無事に中洲に着いた様です。シラサギが何故か数羽うろうろしている中洲で竹を取り放題でウハウハの連れ合い。ちょうど良い竹を数本抱えてまたドンブラコ、ドンブラコと帰って来ました。おかげで我が農園は支柱には困らない身分に。連れ合いと娘は気持ち良かったらしく「来週も取りに行こうね!」・・・もう竹は十分だって・・・。
 
 
 
 
 

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