球根花〜哀愁のカサブランカ〜 写真を見る

農園には野菜だけではなく球根花エリアもあります。球根花は球根の中に栄養分もあるし、基本的には放任栽培で開花します。まず失敗は無いです。
ある一つの種類を除いては・・。ある1つの、とはその名も「カサブランカ」。その名の示す通り真っ白な大輪のユリです。最近は大人気らしく、秋頃にホームセンターなどでチューリップの10倍以上の高価な値で球根が売られています。今回(つまり去年の秋植え付けですね)マメダは挑戦してみました。大輪種と原種球根3個づつ計約3千円を投資。高いなー。で、この球根様は我が畑の期待のホープとして早速一等地へ。そりゃあ丹精しましたとも。

冬は球根の乾燥防止&防寒のため地上部にビオラなど寒さに強い花を植え、春になると芽に支柱を立て、追肥、防虫、草取り。そして苦節10ヶ月目の6月にやっと蕾!感動!!と思う間もなく・・ん?なにやら葉っぱが黄色くなって来たような・・それからはあっという間に葉がバラバラ落ちて上部はハゲ状態。これは梅雨の長雨ではどうしょうもない「葉腐れ病」。ガクッ。もう一つの大輪種は葉が喰い荒らされる害虫に負け、最後の一つはアブラムシが媒介する「モザイク病」であえなく撃沈。残ったモノは原種のオニユリ、スカシユリ、テッポウユリのみ。これは元気。オニユリは根もユリ根で食べられるからオススメかも。それにしてもカサブランカ・・ううう。今年は発芽の段階から防虫、消毒でカサブランカの逆襲の年にするのだー!←懲りないマメダ
 

資材は廃物利用〜ゴミ袋編〜  写真を見る

菜園にはさまざまなアイテム(資材という)が必要です。まず、ツル性植物のための「支柱」。これは大きくなる植物を支えるためにも使います。それから、雑草の生育を押さえ、冬場の乾燥を防ぎ地温を上げる「黒マルチ」シート。そして、虫防止、保温のためのトンネル支柱&透明ビニール、といった具合です。ホームセンターでも売っているし、農協でも売ってくれます。でこれがまた、結構高いんです。

我が家では、イチゴを植えた時に黒マルチを買いに行くことになりました。1巻き4500円也。えー高いなぁ。黒のゴミ袋そっくりなのに。(ゴミ袋は198円)一緒に置いてあった「透明農園用ビニール」は厚くてしっかりして「そんじょそこらのビニールじゃない!」と自己主張していたから高くても買ったけど、黒マルチって地面に敷くだけでしょ?乾燥防止&防寒用に。なら別に・・こんなに厚くてしっかりして無くてもいいんじゃ・・。と勝手に決めたマメダ。黒マルチは黒ゴミ袋で代用。これでばっちり。そして1ヶ月後。何だか?盛り上がった黒ゴミ袋マルチもどき。「ん?」とめくってみると「うぎゃー!」。
雑草が!元気に青々として、何もしていないところよりたくさん生えている〜!何故?残った黒ゴミ袋を頭から被ってみて(かぶるなよ)納得しました。
・・明るいわ。光を通すんだ。でも、乾燥防止と保温には役だったみたい・・雑草の。すぐに外して草を抜いて、やり直し。やっぱり、高い黒マルチには意味があったのね・・・。安物買いの銭失いのお話でした。
 
 
 

資材は廃物利用〜CDロム編〜  写真を見る

我が家の支柱は要らなくなった物干し竿です。これ、困っていたのですよ・・。
粗大ゴミの日は半年に1回で、それも冬休み、GW時期に重なるため何年越しかで持ち続けていたモノです。これをキュウリの支柱に。立派すぎる支柱です。倒れたら作物は壊滅、下手したらけが人が出るかも。そこで、深ーく穴を掘ってしっかり立て、その上で補助支柱を建てて横と縦に強くし、頑丈な作りとする。これでキュウリは2m近くなってもOK。ちなみに、エンドウなどの支柱には、竹林で丁度いいモノを切ってきて使っている人が多く、葉も付いていると防寒にもなって良いようです。さて、我が家はCDロムを捨てずにとって置いてアブラムシ防止に。*アブラムシは光るものの傍は嫌う性質があります*同心円で中に穴が開いていて目みたいだからカラス防止にもなるかな。CDロムは光り方がすごい。ちかちかして光が遠くの作業小屋の壁に反射していたりする。今まで邪魔で処分に困っていた子達だけれど役に立つではないの。ただ、連れ合いがいうには、人間に持っていかれたら具合が悪いCDロムもあるようで・・(配布権の関係ですね)。どのCDもぶら下げていいものではないらしい。企業でも大量に発生している厄介者の機密CDを読み取れなくしてカラス退治に使えるよう誰か発明してくれないかなぁ。
 
 
 

地下ゲリラ「スギナとヨモギ」  写真を見る

雑草にもいろいろな種類があるけれど、大抵の雑草は根っこごとズボッと抜けます。可愛いものです。地上部の葉を刈れば根も萎れます。こういう雑草抜きは良いです。カタルシスさえ与えてくれます。でも、中には根を一回で抜いてしまうことが不可能な雑草があるのです・・。その名もヨモギ&スギナ。その生命力の強さは驚きです。この根は一部でも残っていたら簡単に発芽し又はびこってゆくのです。半ば木化した根が地上部の数倍の広さと深さで、複雑に絡み合っています。抜くときは辺り一帯の土ごと鍬でほって、その土をふるいにかけて根を取って行かねばなりません。ああ、キリがない。地上部のスギナは可憐で、春先には可愛いツクシまで出してくれるケド畑には敵!スギナが生えている土地は石灰を撒いて中和しなければ野菜も生育しないのです。ヨモギもお餅に入ってくれるし、いい奴だと思っていたのに・・。こんなに地下で我が物顔で振る舞っていたとは・・。

その後(2000年4月)
根っこを絶滅させるべく奮闘しましたが及ばず、敗北宣言を出しました。だってそりゃーしぶといのです。今は畝にまで来たらしっしってな感じで抜いていきますが、まぁ共存関係にあります。この地下根、斜面の土を押さえてくれて斜面が崩れないように仕事をしてくれているのです。ヨモギは良い香りがするし食べられるし薬効もある。スギナは春にはツクシを出して楽しませてくれるし、虫も付かない。和製ハーブとの混植、コンパニオンプランツみたいなモンです。(無理あるかな?)プロみたいに良い野菜を作る必要のないマメダはこの状態を楽しんでいます。で、野菜も結構上手く出来るわけで・・世の中に排除しなきゃいけないモノはないなぁとまた認識をあらたにしたマメなのでした。

イチゴの収穫フン闘記
 

5月に入ってイチゴがたわわに実を付け、赤く色つきはじめました。さて、楽しい収穫。手間の割に少ないけれど、マメダはそれでも鼻歌混じりに籠を片手に真っ赤に熟れたイチゴを次々に収穫していました。と、その時。マメダは恐ろしい事に気が付いてしまったのです。たわわに実った真っ赤な4〜5個のイチゴ。その丁度上の葉に何やら黒い塊が・・。マメダの鼻歌はピタリと止まりました。これ、フン?ふん・・フン・・糞・・鹿のフン・・・なにやら、草食動物のモノのような・・いやいや、そんなことよりこの下のイチゴをどうしよう。・・・結局、悩んだ末、苺には食品除菌アルコールを仇のようにかけて、徹底的に水洗いをし、食べてしまいました。もぐもぐ。まあ、死ぬことはないだろう。もぐもぐ。でも、目に見えない液状のモノもかかってたりするんだろうなぁ。・・さぶっ。他の皆さんが、収穫前にイチゴに覆いをするのを不思議に思っていましたが、来年収穫時はマメダ苺も速攻で覆いかけだ!
 

                                    (図1)

      値段A<B<C<D     収穫
A、ホームセンターで売っていた小苗「女峰」 小さいがすごく甘い。あまり数が出来なかった。
B、ホームセンターで売っていた小苗「とよのか」 女峰よりはやや大きめだったが、収穫期間が短かった。
C、種苗店で小株「宝交早生」 やや大きく、甘い。花が咲き続け、長く収穫できた。
D、種苗店で大株「宝交早生」 大きく、甘い。沢山長く収穫出来た。これが1番!
どんな苗が良いのか分からなかったマメダはとりあえず今年は試験的に各種植えてみました。(図1)苗の値段が一番高かったものが一番収穫率も良かったという当然過ぎる結果に落ちついてしまいましたが、農業指導員さんの話によると「女峰」「とよのか」はハウスでないと育っても実が少ないとの事。そうだったのか・・。スーパーで買うイチゴのおなじみの名前だったから、つい買ってしまった。家庭菜園には「宝交早生」の大株が一番。
 
 

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