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[2066] トマト 投稿者:しゃどー弟 投稿日:2002/06/04(Tue) 08:22
こんにちは。
この掲示板でいつも勉強させてもらってます。
今、トマトを作ってるんですが、園芸屋さんや百姓さんに聞くと最初に育った実(一番成り)は取ってしまったほうが育つという説と、一番成りこそ大事に育てろという説があるようです。
みなさんはどうやってトマトを作ってはりますか?
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/06/04(Tue) 12:32
しゃどー弟さんこんにちは。

ケースバイケースではないかという気がします。

例えば、肥料が少なすぎたり、苗があまり良くなかったりして成育が足踏みしているような状況だと、場合によっては実をとって負担を軽くしてあげることもいいでしょうし、成育が順調なら何個かは付けてあげた方が、木が暴れたりするのを防げるような気がします。とはいえ、最初から6つも7つも付けるのは、負担が重すぎるでしょうから、3個位が適当かな..と思っています。
トマトの栽培のプロは、どうしているんでしょうかね。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:たま 投稿日:2002/06/05(Wed) 02:23
 しゃどー弟さん、はじめまして。
 私はミニトマトなのでそのままほってますが、とまとにはそんな説があるんですか。知らなかったです。品種による違いもありそうな気はしますが。ohyakusyou2001さんのおっしゃるとおり、ケースバイケースでしょうね。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ゆかぽん 投稿日:2002/06/05(Wed) 19:18
うーん。露地栽培は思うようにいかないから(イヤでも上から雨が降ってくる)本当にケースバイケースなんでしょうね。
1段目(1房め?)は負担を軽くしてあげるためおひゃくしょうさんがおっしゃるよーに3玉ぐらいがちょうどいいんではないでしょうか・・。
いっぱい着果する品種もありますんでその場合は摘果しましょう。
私的には、樹の負担を軽くするために一番下の実は完全に樹で赤らませないほうがいい気がします。着色が赤みがまだピンクポイなって感じで取るといいと思います。
あっ、ちなみにプロはトマトを作るのはほぼ100パーセントはハウス栽培だと思います。一年中、南の暖かい産地から北の寒い産地を移動しながらリレー形式に全国に出荷してると思います。だから、ハウスで完全に雨を防いで作ってるのであんまり参考にならないかなぁ。気象条件も違ってくるし。ちなみに1段目は3〜4果で必ず着果させて7割着色で取ってますけどね。あっ、ちなみに7割着色でも一日置くと初夏だと温度が高いから赤みがすぐに回ってくると思います。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:しゃどー弟 投稿日:2002/06/06(Thu) 10:49
ohyakusyou2001さん、たまさん、ゆかぼんさんレスありがとうございます。
素人なので、入門書どおり追肥したら苗だけ育ってしまい、その対策に苦労しています。
やはりohyakusyou2001さんやたまさんがおっしゃるとおり、ケースバイケースなのですね。
プロは7割着色で取ってはるんですね。家庭菜園のかたからいただいたトマトはなぜか皮が固いです。
完熟してからとることと関係あるかもしれないですね。
ゆかぼんさんのおっしゃるように、完全に赤に染めない方がいいようですね。
一度試してみます。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:たま 投稿日:2002/06/06(Thu) 11:26
 しゃどー弟さん、おはようございます。

 >家庭菜園のかたからいただいたトマトはなぜか皮が固いです。完熟してからとることと関係あるかもしれないですね。
 私は樹上完熟だからあるていど皮は固くなっていると思います。通常の市販のトマトは熟す前に青取りして追熟させてますよね。つまり追塾期間中はトマトの中の養分で生きているわけで、そのために皮の内側の部分にある栄養を使って皮が柔らかくなるのではないか?と考えてます。でも、あまり皮が固いのは他の要因もあるでしょうね。私はミニトマトのプチってはじけてなかの汁がでてくるのが好きです。そのためには張りがあって少し固めのほうがいいです。
[2066へのレス] トマトの完熟 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/06/06(Thu) 12:37
みなさん、こんにちは。

あれ? 今、最も栽培されている桃太郎系のトマトって、樹の上でほとんど完熟させてから獲るのではなかったでしたっけ? 専門じゃないので、違っているかもしれませんが。で、完熟してから出荷しても、流通過程で潰れたりしないように、皮が丈夫な品種が作られていると理解してましたけど。

世界一など、昔は皮が薄い品種が主流のころは、樹の上で完熟させると、流通が難しいので、仕方なく青いうちに採って流通の段階で追熟させていた..だから、あまり美味しくなかった..でも、完熟させても流通に耐える品種が出来てからは、基本的に樹の上で熟させて出荷するようになったから、スーパーで買うトマトが美味しくなった という話を聞いたことがあります。
もちろん、世界一も樹の上で完熟させて食べると美味しいです。でも、あれを潰れないように流通させるのは大変だと思いますよ。

あと、各種入門書に書かれている栽培法は、あくまでも「基本は」ってことですからね>しゃどー弟さん
作物の状態に関らず、マニュアル通りにやると失敗することもありますよ。
[2066へのレス] Re: トマトの流通。 投稿者:ゆかぽん 投稿日:2002/06/06(Thu) 13:38
トマト完全に完熟させてしまうと流通の段階でスーパーに到着したらもうすでに軟果です。桃太郎でもそうです。冬場のトマトの方が夏場のトマトに比べて完熟度が高くなってます。それは、気温が低いので2〜3日は日持ちするからです。ちなみに、何割着色で収穫するかの基準は各農家ごとの基準でなく、各JAごとの基準です。1割着色から8割着色までJAごとに違うと思いますよ。以上、マメ知識?でした。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/06/06(Thu) 20:11
ゆかぽんさんこんにちは。
そうでしたか、んっと、では、時折、トマトの箱の印刷で見かける「完熟」って印刷は何だろう..って新たな疑問も湧いてきますが(笑)
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ゆかぽん 投稿日:2002/06/06(Thu) 20:22
おひゃくしょうさん>
完熟ではなく甘熟となっているはずです(笑)
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ゆかぽん 投稿日:2002/06/06(Thu) 20:31
ちなみに完熟したからって美味しいトマトが出来るわけじゃありません。それ以前に、水の管理と樹の栄養バランス、肥料、土質、気象条件(日照時間など)の問題があります。品種も、味のよし悪しを左右します。桃太郎でも10種類ぐらい品種あると思いますけどみんな味は個性があると思います(同じ桃太郎でも酸味とか甘味のバランス、こくが違うんですね!)直売所で、トマトたくさん売ってますけどこちらは皆さん9割〜9.5割着色ぐらいで持ってきてます(笑)
こーいう、生産地と消費地が比較的近ければ何も完全完熟でも問題ありませんが今の日本の流通(一年中産地移動しながら同じモノが食べられる)世の中だと完全完熟はむずかしいかな。
[2066へのレス] Re: トマト 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/06/06(Thu) 21:31
あれ、甘熟だっけ? どういう意味だろう、また謎の言葉が(笑)

確かに、地理的にも心理的にも生産者と消費者の距離が離れると、野菜の都合だけで出荷するわけにもいかず、輸送の都合なんかも入ってきますから、味だけでベストなものを出すってわけにもいかないですねぇ。

ところで、よく、「昔よく食べた、青くさいトマトが食べたい」ってことを聞きますが、どういうトマトの事を言っているんでしょうか? 昔の品種を青いうちに採って、輸送中に追熟させると、いわゆるこういうトマトになるんでしょか?
[2066へのレス] 青くさいトマト 投稿者:つのう 投稿日:2002/06/07(Fri) 04:29
数十年前まで、トマトと人参は臭いが強くて子供が嫌いな野菜でした。
両者ともに多くの品種改良(主に臭いを少なくする)の変遷を重ねて現在に至っています。
「青臭いトマト」も時代によってその程度は異なることでしょう。
サカタの地元の神奈川では一昔前のトマトと言われる「ほまれ114」の人気が盛り返しているようですが?私の感覚では「青臭いトマト」とは程遠いものです。
http://www.agri.pref.kanagawa.jp/nosoken/sigen/back/tomato/maru.htm
http://www.minnanoichiba.co.jp/chokuei-tomato~p2.html

「完熟トマト」の一般的な感覚は単に樹上で熟成させたものという認識ですが、スーパーでは「フルーツトマト」と同じ高糖度トマトを「完熟トマト」の名称で並べているのも見かけます(高糖度トマトは産地によって名称はいろいろ)。
樹上の完熟の程度も基準はなくて生産者の判断ではないでしょうか?温州みかんも「完熟みかん」の用語をよく見かけますね。

「ほまれ114」は薄皮ですから樹上で完熟させると収穫して自宅に持ち帰る間に裂果することも多いです。

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