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[1025] ピーマンの接木苗 投稿者:キュウパパ 投稿日:2002/04/16(Tue) 10:07 <HOME>
 みなさんこんにちは、久しぶりの投稿です。
 夏野菜の植付けシーズンがやってきました。狭い畑なので連作障害
回避のためにも、ナス科の野菜は接木苗を使うことが多いのですが、
ピーマン(シシトウなども)はなぜか接木苗が売られていません。な
ぜでしょうか。
 昨年は、ピーマン・シシトウ・パブリカ・カラーピーマンなどの自
根苗を一つの畝に植えて全滅でした。畑の脇にこぼれダネから育った
伏見甘長とうがらしは秋までいっぱい実をつけたのに・・・・。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:マメダ丸 投稿日:2002/04/17(Wed) 23:19
ピーマン、トマトは接ぎ木ないですよね。て言うかあるのはスイカと
ナスだけかな?ちなみに、私は接ぎ木は高いので買いません。

連作障害ってイマイチわからないけど、本当にあるのかな。
うちはウリ科全滅したけど、あれは連作障害じゃないと思うし・・。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:tkt 投稿日:2002/04/17(Wed) 23:40 <HOME>
キュウパパさん、マメダ丸さんこんばんは。

ピーマンはナス科なので、連作すると青枯れ病などの土壌病害がでる
ことがありますが、通常トマト、なすの方がかれることが多いです。
ししとうも枯れますが、ナス科の中では青枯れに比較的強いです。
パプリカやカラーピーマンは良く分かりませんが、多分ピーマンと
同程度だと思います。
 ところで普通店頭で販売される苗では見かけませんが、ピーマンの
栽培地では病害予防等に接ぎ木苗を植えることがあります。この台木
も「ピーマン」ですが、比較的青枯れに強い品種を台木に使っている
ので、自根苗より枯れにくいです。しかし専門農家さんのところで
なければ、需要が少ないので入手は難しいのが現状です。残念。

 連作障害の定義は広くて、とてもtktにはカキコしきれませんが、
@土壌病害A特定分泌物によるイヤ地現象Bセンチュウ害C特定成分
減少による生理障害などが単発もしくは複合的にからんで生育が悪く
なるようで、畑によってもおもいっきり症状が違う場合もあり、
ぜんぜん分からない場合も多いです。でも困っている人はなんとか
してあげたいなあってtktは思うのですが…(ここで返事をカキコして
くださる方はみんなそうだと思います)
 力不足のカキコですみませんm(_ _)m
 
[1025へのレス] いえいえ・・ 投稿者:マメダ丸 投稿日:2002/04/17(Wed) 23:46
そう、tktさんの仰る通り、連作障害は余りに定義が広くてよく判らないって意味なのです。

家庭菜園みたいに、少しずつで有機物も沢山入れていて土も入れて
混ぜ混ぜしてると余り気にならないような。

でも、病害虫は増えて来る気がする。初めは本当に無農薬で大丈夫だった。( ̄_ ̄)遠い目。
ウリは場所変えてチャレンジしてみます。ありがとう。
[1025へのレス] 連作障害 投稿者:エーディン 投稿日:2002/04/18(Thu) 02:06
連作障害・・ホント難しいですよね。私はラッキーなのか、一度も経験したことがないのですよ。それで周囲の方にも聞いてみたのですが、あまり感じた事がないとか・・。

何か思うのですが、例えば市民農園みたいなとこだと、歴代の利用者が考えなしに、石灰とか高度化成とかを雨嵐のようにぶち込んで(失礼)いたりして、有機物なんてあまり入れてなかったりして、それで土自体が荒れてしまってるのではないか・・なんて考えてしまったこともあります。市民農園使ってるとき、周囲の人がやってる事から連想したんだけれども・・。

病害虫ですが、確かに長く作ってると増えて来ますよね〜。私も不思議なんですが、逆に家の庭にしても、引っ越して来たばかりの年は来てなかったマルハナバチが、次の年から沢山来て、ブルーベリーも大喜び・・なんて事もあります。

こーゆーの私は「きっと噂が広まったのだ」なんて言ってますが。(あ、ピーマン接木苗の話は?)
[1025へのレス] 補足・・ 投稿者:エーディン 投稿日:2002/04/18(Thu) 02:28
何だか、カキコを反芻してて、よくない表現だな・・と反省です。

決してキュウパパさんが、土を酷くしている・・なんて意味ではありませんので、気を悪くしたらごめんなさいねm(_ _)m
[1025へのレス] 青枯れ病は.. 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/04/18(Thu) 06:57
ピーマン、全滅ですか..

tktさんが言われておられる通り、青枯れ病というとトマトが真っ先に頭に思い浮かびますね。
でも、そもそもキュウパパさんが言われる「全滅」というのは青枯れ病の事でいいのかな?

ところで、青枯れ病への抵抗力は品種によっても違いますし、同じ品種でも作物へのカルシウムの供給量によってもかなり発病度が異なってくるようです。カルシウムが潤沢に供給されると、同じ土壌・同じ品種でも発病がぐっと減るとか..
ただ、石灰を撒くだけでは効果が無いと思うので、例えば、過燐酸石灰を堆肥に包んで待ち肥にしてみるとかしてみるといいかもしれません。あと、苗の時から通じて、一度でもカルシウム不足ぎみにさせると、作物がそういう特性を持ってしまうそうです。(私も色々調べてみましたが、このメカニズムはまだ分かっていないようです)ですから、育苗期間から、カルシウムをスムーズに供給することがポイントのようです。

これらは、青枯れ病予防と同時に尻腐れ果や結球野菜の芯腐れの予防にもなります。
夏になると、掲示板によくトマトの尻腐れの質問が書き込まれますが、発生してからではかなり手後れに近い..というのが実態のようです。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:キュウパパ 投稿日:2002/04/18(Thu) 07:29 <HOME>
 みなさん、おはようございます。レスありがとうございました。
ピーマンはトマトやナスに較べて比較的根が強いので、接ぎ木苗は
売られていないんですね。

 ところで、昨年5月にトマトの接ぎ木苗を買いに行ったら、売り
切れで自根苗しかなくて、店の人に入荷予定を聞いたら、
「自根でも石灰やりゃ〜だいじょうぶだよ〜、わしゃ〜毎年、
 自根で連作してるンが、問題ないづらよ〜」
て答えが返ってきました。ほんとかなー。その店では買いませんで
したが・・・・・。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:たま 投稿日:2002/04/18(Thu) 09:36
 おはようございます。連作障害は難しいですね。私は連作障害を特定の作物ばかり植え続けることによって土(土壌中)の環境が一定方向にしか行かないことと理解してます。病原菌でも栄養素でも作物によってその好き嫌いは異なりますから、同じものばかり続けることによって好きな栄養素ばかりなくなり、嫌いな病原菌が増えやすくなると思っています。また、接木苗で連作障害がおきにくいのはすべての作物にいえることとは思いません。あくまで主要病原に対して強い抵抗性を持つ品種があるものだけ接木苗があると思います。果樹では多くが接木苗のはずです。一度植えると何十年とそのままですから。小さな畑やプランターならビニールかぶせて太陽熱消毒して堆肥を入れてやると連作障害は出にくいと思います。
 それからカルシウムは必須要素のなかで例外的に植物体内での移動が遅い元素です。窒素欠乏は下葉からでますが、カルシウム欠乏は新葉に出ます。また流乏もしやすく、土壌から流れやすかったと思います。カルシウムは人間も植物もきちんと摂取しましょう。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:tkt 投稿日:2002/04/18(Thu) 12:06 <HOME>
そうそう、青枯れ病以外にもいろいろ枯れる原因あります。

みかける中では、青枯れ病のほか黄化して枯れるいちょう病
や根腐れ、肥料濃度障害、疫病、コウモリガの食害などで
しょうか。。。症状をよく見極めないと、間違った対処で
根本解決にならないことも多いです。反省。。。

ところで、ohyakusyou2001さん、たまさんの情報は勉強
になります。過燐酸石灰の堆肥にくるむやり方をやってみた
いと思います(^^)。
[1025へのレス] Re: ピーマンの接木苗 投稿者:ohyakusyou2001 投稿日:2002/04/18(Thu) 22:23
tktさん、こんにちは。

ウチの場合は、全面施肥ですからなかなか過燐酸石灰を堆肥でサンドイッチって方法はできませんが、自家用野菜ではやってますよ。もっとも、堆肥でなくて生ワラですが。ただ、無しの時と比較まではしていませんので、効果があるかどうかは..?です。書いておきながら..

あと、レタスでは、昨年、カルシウム欠乏が出ましたので(昨年は猛暑+小雨でしたから)今年は、育苗の時からカルシウム効かせてみてます。昨年はレタスに限らず、自家用のキャベツ、カリフラワーなど、葉っぱ物は軒並みカルシウム欠乏が出てしまいました。

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