2010/02/01 (月)
曇りのち雨、のち雪。
逃げる2月が始まった。 きのう畑に水を撒いたら、きょうは雨。 世の中こんなもん。
昼ごろからポツリポツリきていた雨が、事務所を出るころには雪に。 今は、薄っすら白く。 松戸は初雪? 明日の朝は、また、大混乱か?
今朝のTVで天気予報のおねえちゃんがシャレたことを言っていた。 「あしたは、冷え切った夫婦の日、になりそうです」。
月1なのか隔月なのか、「山田養蜂場」の企業広告が新聞に掲載されている。 以前日記で紹介した菊池養生園の竹熊宜孝先生と山田代表の、 「食」をテーマにした対談なので、毎回破り置いてはジックリ読んでいる。 先日の土曜日付にも掲載されていた。 中見出しに「安さに飛びつく日本人」というのがあった。 その項を紹介しよう。
竹熊 豆腐や納豆、しょうゆ、味噌など日本食とは切っても切れないのが大豆ですよね。その大豆の自給率は、たったの5%ですよ。結局、国産に比べて安いから、すぐ外国産に日本人は、飛びつくんです。農薬がかかっていようといまいと、安ければいい、というのが今の日本人ではないでしょうか。
山田 私も「安ければいい」という消費者の意識は非常に残念だと思いますね。中国産の野菜や食品にしても一時、残留農薬の問題や冷凍ギョーザ事件で、輸入が激減しましたが、このところまた増えているようです。最近の景気悪化の影響で、消費者の節約志向が高まり、安全性よりも価格重視で食品を選ぶ傾向が戻ってきたのでしょうか。消費者は口でこそ「安心・安全な食べものを」と言いながら、その食品の生産されている農業などの現場を知らないために、結局は安い価格に走りがちなんですね。 (中略) 食は、命を繋ぎ、身体を創る大切なものです。ファッションや趣味に対しては、惜しみなくお金を払うのに、自らの「命」や「身体」を軽んずるのは、どうなんでしょうか?
竹熊 それは、「いのちが一番」という生命哲学が日本人には欠落しているからだと思いますね。だから安全性よりもモノの値段が安いという経済性を優先してしまう。(後略)
また、賞味期限と消費期限についても触れている。 元々、日本では食品衛生法やJAS法などにより、製造年月日を商品に表示するよう義務づけられていた。 ところが、アメリカをはじめとする諸外国からの 「製造年月日の表示は、自由貿易を阻害する」 との外圧から1995年に賞味期限の制度を導入させられた。 製造年月日の表示では、それを見て、食べられるかどうかを自分の知識と鼻と舌、目で判断した。 だから、日々、五感を磨き、しかも食品についての知識も持ち合わせていなければならなかった。 それが消費期限の表示となってからは、そうした知識もいらなくなり、 企業が定めた期日が基準となり、まだ食べられる食品を平気で捨てるようになった。 消費者はまるで、「賢くなくてもいいよ」と言われてるようだ。
山田養蜂場の過去の企業広告はここ。
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