野口研究所 からの応援メッセージと栽培情報

2004年8月29日


 
「札幌大球」を扱ったのは今年が初めてなので、体験でな
く入荷後に本で調べた程度ですが、非常に晩生で、結球まで時間
のかかる品種のようです。
(大株に育ったのちに、低温に遭って結球を始めるわけですね)

北海道の場合、5月下旬から6月中にまいて、比較的冷涼な気候の
夏から初秋に株を育て、初冬の低温で結球するのを待って、一斉
に収穫し、ニシンなどと一緒に漬け込んで、冬中食べたようです。

関東の場合、7月中〜8月上旬までにはまかないと、低温期がやっ
て来た時に、結球し始める大きさにまで育っていないのではない
かと思いましたが
ただ、キャベツは、30℃を超えると成長が止まると言われる位、
高温が嫌いですから、猛暑の今年の場合、早くまいても同じだっ
たかもしれません。

昨年は、冷夏の上に暖冬と、お誂え向きの天候だったのですが、
今年は今後どうでしょう。暖冬であってくれればいいのですが。
一年毎に天候が極端に変わるので、本当に予測が難しいです。

みなさん結構レベルが高いのですね。
それでしたら、暖冬頼みや、四国・九州などの西南暖地でなくても
トンネルなどで夜間の寒さを緩和してやることで
年内に大株に育てられれば、結球させられるかもしれません。
(広い畝巾にトンネルをかけるのは、面倒かもしれませんが)

キャベコンの経過を拝見しながら、この品種の特徴をもっとよく
知りたいと思っております。
                             野口

と言う訳で、いつも楽しい固定種を研究、販売してくれている野口種苗研究所さん
にも20kgのキャベツでビックリしてもらいましょう〜。
 
 
 

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