2007/09/13 (木)
ワイナリー用の葡萄は搬入期限があるので 期日が迫れば悪天候であっても作業せざるをえないらしい…
だから、今日のように天気の良い日にササッと収穫してしまうほうが 働き手にとっても葡萄の樹にとってもヨロシイ事のようです
雨の日の収穫は作業が捗らないどころか 『腐り』や『痛み』のある葡萄粒から 病気が樹へ感染しやすくなるため好ましくないそうなのです
今日は朝8時半に集合して延々葡萄の摘み取り作業… 樹によって糖度が異なるので、バラツキを無くすため 指示されたブレンドでワンコンテ11.8Kgにしていきます
ワイン加工用の葡萄なので収穫はパチパチパチっとテンポ良く 粒が割れるとか傷つくとか気にしなくても良く楽しい♪ 作業が収穫という目に見えた成果となるので楽しさ度もさらにアップなのです///
園主さんも 葡萄の作業の中で加工用の収穫が一番『楽』かつ『楽しい』と仰っておりました
でも、でも…です(reverse…→)
確かに楽しい作業… でも、葡萄には薬が散布されいて… 葉の表面や粒に薄緑色の粉がふいていて…
指先3本が切れた布手袋を着けた私の左手の指先は、 葡萄を掴むにつれ 薄緑色の絵の具を塗りこんだみたいに鈍い色に染まっていった それはあまり気持ちのよいものではない…
蚊に刺された首や腕が痒いのだけど この手で掻くのがイヤでずっと我慢した 午後からは自分の車に積んであった薄手の使い捨て手袋を着用した
生食用のモノは笠掛けしてあるし 使う薬も異なるのか(水溶性?)こんなアカラサマに 薬かかってまーす!!みたいな葡萄は見ない
何が安全なのかも、良い事なのかも、そんな事わからないし 無知な私が勝手に言う事ではないと想うよ…でもねぇ… こういう葡萄がジュースになりワインになるんだなぁ〜と 今日知った
一緒に作業している人たちは この事にだれも触れない
『手を掛けると作業(摘み取り)が楽だね』 (消毒をすると腐りが少なくて作業が楽だね) と言い合っているのは聴こえたけれども… これは、生産者としての発言? そのようなモノに抵抗はないの? これが普通なの?
私は釈然としないままただ黙々と葡萄の摘み取りをしていた… それも事実
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