蕎麦を打つ
2004/02/22 (日)

蕎麦打ちが楽しい。

石臼でご〜りごり、ざ〜りざりソバを挽く。
ふるいを使いながら3度挽くのでやるならまとめて、と思うのだが
挽き立てのソバの香りに魅せられるとそうもたくさんは挽きだめできないな。

プロが見たらつたない打ち方だろうが、何かの参考になればと蕎麦打ち実況をば。

捏ね鉢にそば粉と小麦粉を入れる。私は通常は350と250グラム、ほぼ6割蕎麦。
ぬるま湯250CCを2回に分けて水回しする。
水回しを丁寧にするとまとめるのも楽だし、目分量の水分調整もほぼ間違いがない。
どの子(粉)にも必要な水分を十分に与えておくってことかな。
水回しのできた段階では、まだ粉と言える状態だ。写真1

適当な水を手水で振り掛けていく。
充分な水をもらっているので今度は隣とつながろうとしてくれるのが手の中に伝わってくる。
しっとり。
まとめてぎゅっと固めると居心地が良さそうに見える。
(足りないとぼろぼろしちゃうからね)

粗ごね。
思いっきり体重をかけて捏ねてやる。粒の寄せ集めだった玉が次第に滑らかにしっとりまとまってくる。
菊練り。(言葉で説明できないけど)
丸く均等に捏ねる技で仕上げの捏ね。
弾力が出てすべるような玉に捏ね上がれば、もう美味しさは保障されたようなもの。
この段階での満足感に最近はまっている。

時間に追われたり、捏ね上がりに自信がなかった頃にはどうしても「これでよし」までたどり着けなかったような気がする。
誰かのために蕎麦を打つ。(たいていは家族だけどね)
捏ねながら顔を思い浮かべる。想いを馳せているうちに「よし」に達した蕎麦が手の中にある。
至福のひと時だなぁ〜。

のしたり切ったりは、淡々とした作業。
考え事をしてる暇はない。
雑念を入れずに均等に切る職人技に至るにはまだまだ遠い道のり。
あ、本物の職人になったら鼻歌歌いながらでも均等に切れるものなのかもしれない。ふむふむ。

収穫は12.5キロだったので、うちで食べるには充分だと思ったけれど
全然足りない今のペース。
2シーズン前のソバの実でも挽き立ての香りが落ちてないのには驚いた。それでも足りないかも。
作付けは増やせないので、天候に期待しよう。(収量アップの研究はしないんかいっ)

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