2004/02/21 (土)

今年一番の農作業日和だったのではないでしょうか。
どのくらい適していたかと言うと、
地下足袋をはき始めて、ズボン下を途中で脱いだくらい。(誰も聞いてないってー)

イチゴに堆肥と油粕をやろうと、ふと見ると
オオイヌノフグリやハコベや、草や草が(名前知らないんだ)結構頑張っているので
暖かい日差しを浴びながら気持ちよく草取り。


何日も雨が降っていないので土も相当乾いている。
草の根にも乾いた土がまとわり付いているだけで軽くはたくだけで根っこがむき出しになる。
こんなにからからの土でも生きているんだなー。
イチゴは、と言うと見かけよりもしっかりした太いひげ根がまっすぐ下に向かって伸びている。

都会の片隅で一坪農園を始めた時、数十区画の中でひときわ目を引く優良畑があった。
コサカイさんという温厚そうな主が私にとっての畑の師匠第一号。(勝手に決めてるぅ)
たくさん聞いたうん蓄の中で
「畑に水はやりません」は、私のはぁとをがっしりつかんだ。
乾いているように見えても、土の中は結構湿っているもんです。
植物は強いですから、水分を求めて深く根を伸ばしていく。
早くから水をやりすぎると根が伸びなくて、いつまでも水をやらなくてはいけないんです。
それより土を乾かさないことを僕は気をつけています、と言いながら抜いた草を根元に置いていたっけな。
根っこが育っていれば後が楽、子育ても同じでしょ?と、穏やかに笑ってやんわり教えてくれた。
コサカイ師匠っ、わたくしめは今でもずっとこのやり方を貫いています。


今年の畑の目標は実は、「畑を乾かさない」なのだった。
からからに干上がった畑で草を取りながら、思い出せて良かった。
藁や草マルチのほか、ポリマルチも使ってみようかな。

 
百姓一記
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