立春
2004/02/04 (水)

hare.gif いい天気だぁ。
本物の春が名乗りをあげてしまったような陽気。

風邪引きでなまってしまった体を起こすのはこんな日が最適かも。
動きたくてうずうずする。
実家の樫の木をぶっ切ってあるので運んでおいてと言われたにまずは取り掛かる。
軽い気持ちで見に行くと、こりゃ自分らで(力持ち兄弟)持てる最長にしてあるじゃん。
とても非力な私には片側だって軽トラに持ち上げることができない。
チェーンソーを取りに戻って玉切りする。
重い丸太は切り終わった後に転がってくるのも怖い。慎重に、恐れずに。
半分ずつでもタイヤがブニっと膨らんでいる。用心して家まで運び込んだ。
流れるほど汗をかいてしまったので、リハビリは完了とするかな。

たっちゃんが逝ってひと月。
おつねさんの顔を見に行く。
3時なのに昼ごはんを食べていた。連れ合いがいなくなると張り合いが無くなるんだろうな。
「寂しいとか、悲しいより、あっけなくてなぁ」
そうだよね。私は元気なたっちゃんの顔だけ思い出せるからありがたいよ。
今でもそこで日向ぼっこしていそうだもん。ちっとも変わらないよ。

もって行った甘酒を一口飲んだら、おつねさんの顔がぱぁっと明るくなった。
強がり言ってもひと月は無我夢中で過ぎてしまったんだろう。
美味しいもの食べて元気だして欲しい。
お墓に灯明をたてに行く(毎日)のに付き合った。
「上手に迎えに来てくれぃな。みんながえら忙しくないときにな。今日も一日ありがと。」
手を合わせるおつねさんは神々しかった。

      寒さも似合うがやっぱり春の色  ふき味噌 これこそ春の味

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百姓一記
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