足痛が伝染?
2008/01/11 (金)

昨日、足痛のHさんを見舞って家に戻ってきたら、よもぎ餅の左足を支える骨盤の外側が痛い。
痛くなるような原因の覚えがないのに。
立っても、座っても、寝ても痛い。。
足痛が伝染したのか?まったく嫌に成るな!

  細菌とカビ
微生物は基本的には一つの細胞で生活している単細胞生物である。生物は染色体を納めた核を持っている真核生物と、核を持たない原核生物に分類されている。当然原核生物の方が下等である。微生物にはさまざまな種類があるが、土壌や堆肥のなかで量的に最も多いのが細菌とカビである。
細菌は原核生物で、一つの細胞だけで生活する。細菌の細胞は小さく、土壌中に存在するものでは、幅と長さが1μm(1mmの1/1000)程度のものが多い。
条件がよければ、早いものは15分程度で細胞分裂する。分裂のときに、遺伝子に変異が生じやすく、遺伝物質のDNAが1本なので、遺伝子の変異がすぐに現れる。このため、環境変化が起きると、新しい環境に適応した新しい能力を持った細菌が出現しやすい。こうして細菌は、これまでの激烈な地球環境の変化に適応して、さまざまな能力を持った種類を出現させてきた。酸素ガスの不要な嫌気性細菌や酸素ガスを必要とする好気性細菌に加えて、エネルギーや炭素化合物を有機物から獲得する有機栄養細菌だけでなく、無機物や光からエネルギーを獲得して二酸化炭素から炭素化合物を合成する無機栄養細菌や光合成細菌も存在する。光合成を行うラン藻(シアノバクテリア)や放線菌も細菌である。土壌や堆肥にもさまざまな細菌が生息している。
 カビは俗称で、正式には菌類と呼ばれる。真核生物で細菌よりも高等な生物で、DNAは2本がペアになっている。キノコや酵母も菌類だが、土壌や堆肥にはキノコや酵母以外の、細く長い糸状の細胞を持った糸状菌が多い。土壌中の糸状菌の大部分は好気性で、細胞は3μm前後の幅を持ち、長さは数Mに及ぶことも珍しくない。
 一般にカビのほうが高分子物質の分解能力に優れている。土壌や堆肥には植物由来の高分子物質が多く、重量ではカビの菌糸のほうが細菌よりも数倍多い。細菌は低分子物質を分解して、急速に増殖できるが、土壌や堆肥では低分子物質が多くない。そこで、カビが高分子物質を細胞の外で酵素によって分解するときに生ずる低分子物質を細菌が横取りして分解することも少なくない。
土壌では、エサになる有機物が豊富な時期は限られ、乾燥・湿潤が繰り返されるなど、微生物の生育条件は厳しいうえに不安定である。このため、土壌に生息している微生物には、不利な条件ときに、長期間じっと耐える特別なメカニズムを持ったものが多い。多量の貯蔵物質を細胞に蓄えた細菌、休眠体の胞子を形成する細菌やカビ、菌糸の一部が厚い膜を被った厚幕胞子、飢餓状態で長期間耐えられる細菌やカビなど、いろいろなメカニズムを持っている。

 
世盛の菊作り独り言
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