初釜で農地の話
2006/01/16 (月)

本日は初釜。先生にお年賀として弟子3人でお菓子を差し上げた。和菓子大好き人間の先生で(しかもガリガリに痩せている)、長持ちするお菓子にする必要はまるでなし。1回500円のお菓子代だけで教えていただいている。

茶道はまともに習ったらとてもお金の掛かる趣味で、我が家ではムリと思う。まして人に教えるとなったら、蔵1つくらいのお道具がいるんじゃないかしら?。実は先生もサラリーマンの奥さんなので、正式には教えたくないみたい。社長夫人(古い?)くらいでないとね。

さてそれはさて置き、そこで出たお話。先生の所では、ご主人が農家の出で(我が家と一緒)、畑と家を相続した。古い家だったので壊して更地にして5年ほど経ったらしい。そうなるともう住宅地ではなく農地になってしまった。それが何で困るかと言うと、農地は農業をやる人にしか転売できない。それも色々な規約があるらしい。今、埼玉でも農地を買う人はいない。完全な負の遺産になってしまった。税金・草刈りの費用など経費だけが掛かる土地になった。

他の友人の実家でも相続した土地の税金の免除を受けるために、市に公園として10年間無償提供したという。しかも更地にするために300万円も掛かったという。

我が家でも新潟の畑の名義変更はまだしていない。1円の価値もない土地なので、名義変更する気にならない。昔は家族8人の生活を支えていた田畑だったのに、魔法みたい。そんな土地が田舎ではたくさんあるらしい。

しかしあの土地バブルは一体なんだったんだろう。遠くの別荘地や山を買った人達は今頃、困り果てているだろう。日本中で土地は余っているんじゃない、ネ〜。

30坪の菜園を借りている我が家の現状、たった年1万円だもの。地主さんには悪いけど、本当に助かっています。

 
やりくり家庭菜園作業メモ
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