私の誕生日、ああっ！また一つ年をくってしまった。でも偶然にも私とメイの出産日が同じなんてとてもうれしい誕生日プレゼントです。特別な事は何もなく平凡に終わる一日のはずが、夕食も取らず山羊小屋に入り浸り状態、至福の時。

メイさんは今朝お尻が肥大していて、粘液状のオリモノやかたまりが出た。今日産れてくるのか？静かに様子をうかがおう。（ＡＭ9：00）

昼頃から陣痛がきているのか、時々お腹の動きがよくわかるようになってきた。じっとして前足で地面を蹴るしぐさやメェ−と泣いてみたり、立ったり座ったり少し落ち着かない。まだ破水してない。（ＰＭ13：00）

ものすごい泣き方をしたから小屋まですっ飛んでいった。産道の口から頭らしきものが覗いている。床一面には破水したらしく敷物がびっしょり濡れていた。（ＰＭ18：00）

1頭目の頭が覗いていた。が前足は体の中に入ったままで正常な分娩でない。メイは苦しそうにもがくけど、山羊は少し初めは動いていたが私たちが介助できずにいるとぐったりして動かなくなった。足が出てないので引きずりだそうにも出来ない。

パニックになりかけた時、またメイの凄いいきみと同時に、第二番目が初めの大きな山羊と一緒に出てきた。元気な産声をあげ、体は一回り小さいがすぐ起き上がろうとする。1番目は全く動かず、そばによって見たが全然息もしてなく死んでいた。まだ体は温かかったが、息をしてなく産道にひっかかって死んだと思いたい。雄だった、体は後から産れた二頭の倍くらいの大きな子山羊だった。

そしてそれから10分位してから袋に入ったままヒズメだけ白い真っ黒な子山羊が3頭目として誕生した。時間は丁度19：00ちょっと前。二頭とも雌で体格は同じくらい、初めのメスは頭にリボンをつけ最後に産れたメスは真っ黒けの子山羊だ。メイはまだ大きな腹をしてるので旦那がまだ中に入ってるかも…などとぬかしている。初めの子山羊が産道の口に引っ掛かって出れないのにあたふたとして全く手が出せなかったくせに、男ってやっぱり意気地なしだわ…。

只今ＰＭ22：00まだ起きている。メイは時々あくびしながらも敷き藁についた後産らしきものを舐めてきれいにしている。今晩は一晩中小屋の灯りはつけたままにしておこう。

3頭の親子の写真添付。（153日目の誕生）