11年目の植える花夢農園日記・・・・
2014/06/26 (木)

11年前にまめだ丸さんが運営する農園日記が産声を上げた・・・当初は10人ほどでの試験的な日記だった・・・

2003年5月6日(火) これが植える花夢のこの農園日記の開始日・・・・

11年前の日記の初めからもう一度日記を見てみて、11年たってもまだ何も進歩していないことに驚く・・・・畑の猪除け作り、菊の実生、農産物直売所めぐり・・・・

これからもそんな生活の記録を・・・・との思いからずっとお休みしていたこの日記を復活させ移動して来た・・・

この日記には日々の色々な出来事や自分の思いを綴りたいと思っている・・・・

今までの植える花夢菊日記は、全国大会に出品する予定の菊の生育の記録を・・・と考えている・・・

日記のタイトルを変えて、・・・とても面白い事が少し解ってきた・・・

昨日の訪問者は前の日記の方が5割方多い、それはお気に入り登録での訪問??・・・・この日記は巡回先新着情報からのご訪問??

このまま4〜5日経つと、どのような方がどのような方法で日記をご覧になっているのかが・・・解るかもしれない・・

日記を書き始めて・・・11年・・・・

この間に10回全国大会に菊を出品して7個お立ち台に上がった・・・のだが・・・どうも私は自分に甘い気がする・・・今年からは足が地に着く菊作りを目指したいと思い菊の成長記録と作業の様子をしっかりと記録したいと思う・・・・その記録の様子は今までの日記に・・・

この日記には、なぜその様な事をするのか・・・等の思いと科学的?な根拠をも書いてみたいと思っている・・・

今年の福助作りは挿し芽苗をピンチせずにそのまま育てる一般の方と同じ挿し芽を7月2日に予定しているのだが・・・

現在写真の様に芽がとても小さい・・・展開葉も少ない・・・なぜでしょう?・・・

1番の目的は柳芽の防止の為・・・・

しかし多くの菊仲間は10枚以上もの展開葉の着いたものを挿し穂にしている・・・・そして9月に柳芽が発生して苦しむことも多い・・・

それに広のしや管物等はあまり太い挿し穂を挿すとその後の生育が良くないことが多い・・・

では,皆なぜ充実した挿し穂にこだわるのか?・・・

それは、菊栽培の手引書にあると思う・・・・下の写真は私が最も愛する菊栽培のバイブルともいえる本の記述である・・・・昭和47年発行の「園芸入門 菊づくり」高橋賛平氏、岡田正順氏、岡ノ谷幹雄氏が著者で、私は今までにこの本を10冊以上買い求めて菊仲間に差し上げた本でもある・・・・



ただ、この頃は福助作りがまだ一般的ではなくBナインも一般には市販されていなかった私はこのころプロのシクラメン農家の方にドイツからの直輸入品のBナインを1キログラム3万円ほどで買い求めて頂いて使っていた(粉の色は白かった)・・・

まだこの頃は技術的に未熟で挿し芽等は7月の下旬頃で本によっては8月になってからの挿し芽を奨励していた・・・だから、展開葉が15枚以上も着いたものを挿し穂に・・・となっているのだ・・・・

菊には品種により摘芯後に何枚程葉が付くと芽止まりが来るというのがおおよそ決まっている・・・・・

福助に向く品種でも金山や越山は44枚前後、兼六香菊は37枚前後、泉郷富水は32枚前後で必ず芽止まりが来る・・・・

そのために10枚以上もの展開葉のついた泉郷富水をこの時期にその先端を挿し穂にして福助に作ると8月の上旬には柳芽が来てしまいそれで福助作りは失敗になる・・・

これは福助だけの問題ではない、3本仕立て盆養でも、切り花栽培でも品種にもよるが6月上旬頃に芽先をピンチしたものは盆前に柳芽が来てしまう恐れが多分にある・・・・

ただし、日記仲間のはまちゃんのような名人級のベテランの方になるとそれを逆手にとって良い花を咲かす工夫をしている・・・・それが、適期のシェードで柳芽が来る前に花芽分化をさせてしまう、品種によっては半柳をわざわざ着けさせる工夫もしている・・・・

もっとも、福助でも早めに挿して育ててシェードをして蕾を早く着けた後に今度は電照をして大輪の花を咲かすという手の込んだ事をする人も世の中にいる・・・・


i0 i1 i2 (1) 彩胡優美・・・・福助用の挿し穂を採る親株

挿し穂にする芽が出ている元葉を取り除く・・・
(2) 上の写真の物がこのように
(3) 兼六香菊の親株

これも展開葉はわずか・・・・
 
健康野菜作りを有機栽培で頑張っています 
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