2023/12/25 (月)
今年はOAT肥料を使用した一本立ての切花栽培に挑戦した。 5号鉢では従来の栽培方法を踏襲しつつ、 8号鉢定植1ケ月後(セパレータを抜いた8月10日)からOAT肥料の使用を始めた。 最初はOAT原液*を700倍に希釈して200mlの灌水量で毎日行う予定でスタートしたが、 葉が色濃くなってきたため、8月20日から1000倍で2日に一回200mlの灌水量に変えた。
9月になり濃度を800倍300mlの灌水量に、更に10月には700倍400mlの灌水量にして、 蕾がピンポン玉状になった10月15日まで続け、水道水の灌水に切り替えた。(この間肥料抜きはやらず) ピンポン玉状蕾からの弁繰りは、初めは素直なように思われたが、 二段目以降の花弁に乱れがきたため、急遽10月26日にランドライフ500倍で灌水し、大量の水道水で洗い流した。 その後、シェードの遅い鉢はある程度花弁の乱れは治まり、出品できるまでの花になったが、 シェードが早い鉢は最後まで花弁の乱れは直らなかった。 これらの状況を参考にして、来年はOAT肥料の打ち切り時期を蕾の大きさにとらわれず、 10月始めに打ち切ることを考えている。
OAT肥料を使用した栽培は、 @ 灌水量をキチンと管理しているため、根腐れの発生が少ない。 A 肥料抜きの手間が少ない。 B 肥料代が節約可能。 等の利点があり、来年も挑戦しようと考えている。
注) @ OAT原液*:NO1⇒原体150gを温水1Lに希釈 :NO2⇒原体100gを温水1Lに希釈 A 参考資料 令和5年3月19日 国華園友の会講習会テキスト 小島名人「一鉢入魂V」
|