| 2004/09/10 (金) 
 今日は雨。 
 ほうれんそうには石灰をたくさん入れないと良く育た
 ないので、毎回石灰をたくさん与える人が多く、プロ
 の農家でもこの傾向が強いです。しかしやっぱりやり
 すぎは良くないの?との疑問が残ります。
 
 よほど強酸性土壌でなければ、以前に記述した石灰量
 で改良していけば問題なくほうれんそうは作れます。
 足りない場合、ほうれんそうは本葉が出始めた頃から
 生育が止まり、引き抜いて見ると根がまっすぐに伸び
 ていません。葉がだんだん赤く枯れてきます。
 
 これが逆にアルカリ性になりすぎると、湿害や肥料不
 足でもないのに葉が黄色くなってきます。あわてて
 殺菌剤や追肥をしてもなおりません。原因はアルカリ
 性になりすぎたため、土中のマンガンが不溶化してし
 まうためです。マンガンを吸収できないとほうれんそ
 うの葉はだんだん葉脈間が黄色くなるのです。
 特に、もともと水田だった畑に石灰を多量に散布して
 pHが8.0を超えると発生しやすいです。
 
 葉を食べるほうれんそうの葉が黄色では食欲がわきま
 せんね(^^;
 
 
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