| 2004/06/28 (月) 
 今日は曇ときどき雨。 
 梅雨らくしくなり連日雨模様です。
 今日はとうもろこしの話題を(^^;
 昔から、とうもろこしのわき芽(根元からの分けつ)
 は小さいうちに切りとることという管理が一般的でした。
 これは、わき芽にはろくな実がならないことから、無駄な
 茎葉に養分を取られると損ではないかという誤解から生じた
 ものと思われます。
 
 しかしこのわき芽、意外と働きものなのです。家庭菜園規模
 では早生品種も晩生品種もそのまま残すことをおすすめしま
 す。理由はいくつかあるのですが、まずわき芽も光合成をし
 てくれるので、養分転流により実が大きくなります。
 これは特に早生品種ほど顕著に差がでます。なぜなら早生
 品種はもともと葉数が少なく実が小さくなりやすいからです。
 
 一般的に中生〜晩生品種は葉数もあるため、実の太りに関し
 ては効果は少ないのですが、倒伏防止や花粉増加、第2穂の
 肥大促進などの効果も期待できるので、そのまま放任します。
 もちろんプロ農家で大規模栽培の場合は第1穂優先で栽培
 しますので、このわき芽に光があたらず養分転流が少なく
 なり、防除の邪魔にもなるのでかき取る場合もありますが、
 家庭菜園ではメリットのほうが多いので、そのまま放任す
 るほうが、作業の手間もなくお得です(^〜,^)
 
 
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