| 2003/12/26 (金) 
 野菜づくりには欠かせない有機物。 でも、直接有機物が野菜を元気にしているわけじゃ
 なく、間接的に微生物が有機物を食べて、野菜の
 吸収しやすいかたちに分解してくれています。
 
 微生物もいろいろな種類がいて、野菜にとって
 有益な菌もいれば有害な菌もいます。理想的
 なのはさまざまな菌がバランスよく土中に存在
 してくれることです。
 
 なぜ多種類がいいのかというと、特定の菌が
 極端に増えないよう、お互いに食べ合っている
 状態は野菜にとって有害な菌が増えにくいから
 です。野原の雑草と違って畑では効率の面から
 同じ種類の野菜をたくさん作ったり、連作を
 したりするので、どうしても有害菌が増えやすい
 ので、このように微生物同士でバランスを
 とってくれている土は、たいへん野菜が作り
 やすいのです。
 
 次回は微生物の種類を増やすコツを紹介しましょう。
 
 
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