外猫たちが雨のなかうろうろしていた。しずかとたろうはその中でもかなりの長寿。ふたりとも、うちのそとの猫から生まれ、いままで元気に過ごしている。足の裏がぬれてていやーんといわんばかりのタロウを一枚。だったら部屋にあがればいいのだが、彼には室内は狭すぎるのだ。余生を暖かいところですごさせてやりたいと思うのは人のエゴか。