誰もJALを非難する資格は無い?
2010/01/14 (木)

相変わらず寒い日。
今日の最高気温も−5℃程度。
こんな日ばかり続いて、さすがに寒さに慣れてきた。

今日は学校のスキー教室。
一人の生徒が、一生懸命ストックで漕いでリフト乗り場までやってきた。
本当に一生懸命に漕いでいる。

で、乗り場までやってきてその生徒を見た瞬間に「!」と思い、リフトを止めた。
スキー板を片足履いてない。
「スキー板をどうしたの?」 と訊ねたら、本人も「???」
そこで板が片方無い事に初めて気がついたようだ(笑)

滑ってきた後ろを見てみると、はるか後ろの方にスキー板が転がっていた...
スキーブーツで滑ってきたんだ..そりゃ一生懸命漕がなくちゃなぁ(笑)

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さてさて、昨日のJALの話の続き。
JALの件については、世間で非難ごうごうだ。
高コスト体質だの、年金が恵まれすぎだの、採算の見通しが甘いだの。

一つ一つはもっともだと私も思う。
が反面、誰もJALを非難する権利は無いと思う面もある。
今回のJALの破綻は日本全体の縮図だと思うからだ。

JALと同じような構造で、日本国自体が破綻に向かっている。
昨日、他国の航空会社が先にいくつも破綻しているのに、JALはそれを将来の自分の姿として真剣に受け止めなかった..と書いた。

今、JALが破綻しようとしている姿を、将来の国の姿と重ね合わせて、今のあり方を見直そうという論議は全く無い。
JALが他社の破綻に関して自分は関係無いと知らんぷりしたように、日本国民はJALの破綻と自分は関係無いと思っている。

政治や航空行政とJALは密接に結びついた関係だ。
そこらのスーパーが経営者のミスで倒産するのとは訳が違う。
政治や行政に密接したJALの破綻は日本国の破綻の前触れだと私は思えてならないのだ。

日本の財政状況も、のっぴきならないところまで来ている。
JALもこの状態で何年かは持った。
国はあと何年持つだろうか?
第二のJAL..それは日本国なんじゃないかと思っている。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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