2008/07/07 (月)
朝三時 収穫のために畑に... 車のヘッドライトに照らされたのは、破壊された網。 「やられた〜ぁ〜」
ハイ、鹿です。今、収穫中の畑をボロボロにされました。 畑の中でレタスを踏みつぶし、蹴飛ばし、時々かじって.. いくら持って行かれたんだろ...
暑くなってくると、当然、レタスも生育が早まる。 新鮮感のあるうちに収穫しなくてはならない宿命のレタス。 採り遅れると、葉先が焼けてきたり玉の色が褪せてきたり、玉が硬くなったり。 だから、これから先、収穫作業が忙しくなる。 採り遅れ気味になると「レタスに追われる」状態となる。 反対に、出荷量が多くてレタスの生育を追っている状態を「レタスを追っている」とよく言う。 もちろん、精神的には「追っている」方が良い。
この畑、そろそろ注意しないと追われるかな..と思っていたけど、鹿のせいでその心配は消えた...
今の時期のように、雨が多いと鹿が歩いた跡から病気が発生する。 今、とっている口のレタスはもうどうしようもない。早くとってしまうしかない。 こういうときは、注文に応じて出荷している今の方式だと、実にもどかしい。
同じ畑に植えられている次の口も、もう普通の殺菌剤は撒けない。 効果があるかどうかは不明だが、唯一収穫間際でも撒けるベジキーパーを撒いてみたが... この薬は生物殺菌剤と呼ばれ、培養された微生物が主体の農薬。 植物の葉っぱの上で先に微生物を繁殖させておくことにより、病原菌の増殖を抑えるというもの。 もちろん、どんな病気にも効くわけではない。 ベジキーパーは腐敗病に効果がある。 他に生物殺菌剤には、バイオキーパー(軟腐病) ボトキラー(灰色カビ病)などがある。
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