2005/03/17 (木)
せっかくなので物づくりの現場まで足を運んで見学させてもらいたいという私の希望を長谷川さんがまた叶えてくださって、きょうは岡山市小橋町の藤田畳店さんにお邪魔しました。
このごろスチロールや木屑を固めたボードが芯になった畳が多いようですが、ちゃんと藁床の芯で国産イグサの畳を、ということはずっと心に決めていました。 なんと言っても足当たりが違う。せっかくの畳なのに、こつこつと芯が当たるようなものはいやなのです。 ごろんと寝転んで気持ちいい〜っという快感を味わいたいじゃありませんか。
藤田さんは4代続く伝統ある畳屋さん。 3代目4代目のお二人ともこのとおり素敵な方々です。
本畳にしたいけど、まめに畳干しなんかできない、虫が湧いたらどうしようと相談したら、とにかく湿度が75%以上にならなければ大丈夫、通風を良くするように、とのこと。 うちの場合は湿気が篭るようなつくりにはなっていないので大丈夫でしょうと長谷川さん。
居間の天井の1畳分は桟状になっていて2階の畳を上げれば吹き抜けのようにもなるし、寒い時期には敷いておけばいいという仕組み。敷いているときには、即ち畳の裏が見えます。 そこで、裏は写真のような麻布のものにすることに。 昔の高級な畳は裏がシュロだったとか。
縁は何か柄のものがいいかな、と漠然と思っていましたが、やめました。なぜなら柄物は化繊製で、綿100%は無地のみだとわかったから。 その昔ながらの綿の縁の見本帳がこれ。見本帳のこのデザインのかっこよさにも惚れました。ずーっとこの表紙が使われているそうです。
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