ついに店を閉める
2022/08/06 (土)

hare.gif 今日運んだ分を除けば残りは2回分しかない
早急に次の薪を割って乾かさなければならない

そんな事を考えながら湯屋に着いたら何時もと様子が違う
窯場の扉を開けたら奥で女将さんが何か言っている
薄暗い中女将さんに近づくと電話がどうだ水が何だとか言う

改めて話を聞くと昨日から何回も電話したが出てくれない
浴槽の水を汲み揚げるポンプが故障して水が出ない
10年程前はポンプの修理で何十万も掛かった
水漏れ中の風呂釜は作っていないし修理が出来ない等々

自分の体もついて行かないからお店を閉める事にした
その連絡をしようとしたが電話に出てくれなかった云々

釜の水漏れは修理が出来ないと聞いた時から先は長くないと思った
店を止めると何時言い出すかと思っていたがついに来た
理由は体でも釜でもなくポンプだったのが少し意外だった

女将さんの細かい話は聴いていないが長くお店を守ってきた
100年以上続く店はレトロ過ぎて初めての人はひるむ
女将さんとの付き合いは東日本震災以来の10年ほど
ここ3年は薪を運んでほぼ専属で仕事をしてきた

そろそろ90歳になる女将さん
長い間ご苦労様でした

 
もうじいの湯事録 (とうじろく)
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]