修理する門柱は掘立柱で、地際から１ｍ位上で曲がっている
３年くらい前、その痛みの大きい部分に銅板を被せていた
そこを外せそうになったので銅板を取り除いた
現れたのは完全にポッキリ折れ、大きく口を開けていた柱
銅版が横ズレを防ぎ、支え棒で倒れを防いでいた
折れた柱から上は完全に傾いている

取り外す屋根の下に櫓を組み、中央にジャッキを置き、柱を置いた
中央の心柱をジャッキで押し上げたが傾きは治らない
押上げで出来た隙に木片を積み重ねそこに載せ直しながら押上げを繰り返した
木片が崩れると屋根全体が転げ落ちる

傾きの修正は簡単ではなかったが何とか水平近くになった
何回か冷や汗をかく場面は有ったがようやく仮置き台に載せた

台を少し押し上げて下にコロのパイプを入れた
ここからは想定の作業なのでそのまま１ｍ程移動
台車の上に屋根を載せた姿は神輿のようだった

この後は旧い柱を掘りだして新しい柱を据える準備
まだ新しい柱は仕上がっていない
新柱は１００ｍ程人力で運ぶがこれもコロを使う
移動は簡単と思うが柱を据えるまでにすることは多い