薪運び
2020/12/26 (土)

harenotikumori.gif 自身の薪ヤードで割ったままにしてあった薪を片付けてから
納品用の薪を軽トラに積み込む
風呂屋さんの置き場に積み重ねる段取りもあるので積むときの長さは揃える
薪は乾いて軽いので、タイヤのへこみ具合を見て出来るだけ多く積む
風は無いし、陽も当たりだしたので体は楽だ

9時半頃出発し、行き先は県境の利根川を越えた佐原で、所要は30分程
佐原の街中で人気のうなぎ屋さんの前を通るが、今日の入店待ち人は少ない
うなぎ屋さんを過ぎ、左に曲がれば目当てのお風呂屋さんの裏に着く

10時を回っているがお婆さんの姿は見えない
薪置き場のシートを剥がし、空きを確認して薪を車から降ろす
狭い物置の中を通り抜けて1輪車で10回程往復する
周りに突っ掛かって薪を落とせば先に進めずやり直し
積み方も含めて結構慎重に作業しなければならない

婆さんの窯場作業の取っ掛かりは、窯の中の掃除と灰の掻き出し
今日は作業始めが遅かったので煙道掃除を省いたみたいだ
次に火付け用の紙や小割の木片を窯の中に重ねる
窯の前土間に燃えやすい継ぎ足しの木片を用意して着火する
火を点けて、安定と大きくなるのを見計らって継ぎ足し材を加えれば一段落
周りにつかまらないと歩けない腰曲がりの婆さんはこれでも着火までに30分程かかる
やっと腰を下ろして一息入れられる

婆さんはこの後、湯温の上がりを確かめながら窯の前まで薪を運び込む
小さな手押し車に薪を乗せこみ数回の作業は楽ではないだろう
高い所の薪は取れないし、両手が使えないと重い物は扱えない
寒さが厳しくなり薪の使用量が増えているので婆さんの負荷は大変だろう

自分の薪降しの最後は窯口前までの薪運びと積上げた薪へのシート掛け
窯の掃除で出た灰を詰めた袋が溜まっているときはそれの持ち帰り
次の薪運び予定を婆さんに伝えて本日の作業終了
年内は残り2回で次回は28日にするが正月飾りの松の枝も取ってくる

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もうじいの湯事録 (とうじろく)
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