| 2009/03/24 (火) 
 お彼岸が過ぎたのに寒の戻り、 寒い。 
 「種子の発芽雑感」
 
 "どの様な条件で、休眠が解除され発芽が始まるかはその種の性質によりさまざまで
 ある"と検索百科事典にあいまいに書いてあった。野菜等の栽培で判断を惑わすもの
 に発芽適温、生育適温がある。この温度はどのような条件のどのくらいの量のことを
 言うのだろうか。
 
 当地の気象統計値(平均値)を単純に当てはめると、ほとんど旬の作物の自然栽培は
 不可能である。結局作型図を参考にするか、「桜の咲く頃」とかの様な他の植物等との
 比較で種まきや栽培の時期を決める事になる。
 発芽には水分、温度、酸素の3要素が必要であるが、生物の生理現象はエネルギー
 or化学反応現象で温度に関係している(生理活動の速度は気温により変化)。それで
 素人考えだが発芽、生育などの成長期間に対応の積算温度(or熱量)がタネ袋に表示
 されていれば気象統計値と比較、確認でき栽培時期を科学的に判断出来きて便利で
 はと思った。その他に感じた事では種を試験栽培したときの詳細なデータを公開すれ
 ば栽培の参考になるのにと思った。
 
 *昼夜間(日時)の他、季節(月)での温度変化を測定(平均値)して生育・収穫の推定を
 する方法として有効積算温度がある事を知った。(作型はこの有効積算温度から地域
 別分布図or表を作成したものだろう)
 
 有効積算温度とは:生物それぞれ特有に、生理活性が停止(休眠)状態になる温度が
 ある。その生息に必要な最低温度値(基準温度)を測定値から差し引いた有効温度を
 積算した温度が有効積算温度(暖かさの指数)で生育、開花、結実、収穫の判断基準
 になる。[積算方法に時間単位 日単位 月単位があり日単位の場合の有効積算温度
 は(℃・日)と表示]
 参考ホームページ:http://had0.big.ous.ac.jp/index.html
 
 追記:生息に必要な最低温度(基準温度)→品種によって異なる。 暖かさの指数では
 植物の一般値5℃を基準にしている。生育管理を正確にする場合は試験結果などの
 データ値を用いる(夏作物の場合の一般値は10℃など)。 日記では5℃を基準にした。
 
 農園日記DATA[ホームに戻る]更新(4/25日am4:00サイト更新)
 
 写真coment
 となりの田んぼに菜の花が咲いていた、来年は我が家でも咲かそう。
 初蝶はまだまだのようです。初蝶や遊びしところ未だ萌えず(2008)
 
 
 |