50数年の長きにわたって品種改良中・・・
2020/08/29 (土)

50数年前の高校生の頃から研究を続け・・・現在も研究を続けているものがある・・・

中学を卒業した後、・・我が家は貧しく・・家業の農業を手伝いながら高校は夜間高校に通っていた・・・

2年生になる時高校の先生から「昼間、近くの高校で理科の実験助手として働いてはどうか?」との話が・・・
その高校が今年の選抜高校野球に出場を果たした磐城高校だった・・・この高校は市内では最も学力が高く進学が難かしく1浪して入学するのは珍しくなく2浪しても進学する人がいたほど・・・・

私は学校からの推薦状を持ち面接・・・・合格・・
3年間・・・生物室に席を置き、生物、化学、地学、物理の授業の準備と実験のお手伝いをする仕事で、とても忙しく勤務することに・・・放課後の部活の生徒たちのお手伝いも買って出た・・・

特に生物部は近くの沼でプランクトンの採集をして学生化学賞に応募する研究をしていた・・・

私も何か研究を・・・と始めたのが生物室の前に生えていたシロツメクサ・・・

このシロツメクサに時々4つ葉や5つ葉の変異体が現れる・・・

これをもっと確実に4つ葉や5つ葉を・・・・と考えて色々な薬品で種を処理したのだが・・・これをもっと確実に変異を起こすのが放射線を照射すること・・・・

と、考えて・・・若さゆえの怖いもの知らずというか世間知らずというか数日後ある行動に・・・・・・茨城県東海村にある、日本原子力研究所の前に立っていた・・・
門の入口の守衛さんに話をしても・・けんもほろろで・・全く相手にされなかったのだが・・・其処に白衣を着た若い研究員らしき人が・・・・勇気を出して話をすると「いいよ1週間程経ったら取りに来なさい」」と引き受けてくださった・・・

10日程経った日に高校の修学旅行が予定されていたのでその日に戴きに来ることにした・・・・・・クラスメートたちは確か関西方面に修学旅行に私は東海村で途中下車・・・日本原子力研究所に・・・

放射線量も5種類程に線量の強さを分けて頂いていた・・その種を撒いて育てた所・・・芽が出ても葉に葉緑素の無いもの等も出て上手く育たない物もあったが色々な変異が・・葉が1枚の物、2枚の物など葉の数が少ないもの、10枚以上の葉になった物もあり、確か1枚から15〜16枚程までの葉が出現した・・・・
それらの葉を押し花の様にして乾燥させてそれまでの研究をまとめて学生化学賞に出品・・・・

県の審査で優秀賞に・・・






i0 i1 (1) 50年以上長きにわたり・・品種改良を続けているマメ科の・・植物の種
(2) それがシロツメクサ・・・


(3)
 
 植える花夢流・世界一に挑戦する事を楽しむ・・・
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