自分の菊つくり史上最高の花を咲かせるために・・・・・
2016/06/23 (木)



写真の福助は、今から36年前の昭和55年に私が栽培して東京重陽会で最優等に輝いた「泉郷若水」です、まだ福助の創成期で、大会に出品される花のほとんどが湯のみ茶碗程度の大きさのもので、いかにして小さな鉢で大きな花を咲かせるかが課題でした、写真が載っている会報には当時の会長の小玉三代司氏が書いた福助の作り方があり、それによると挿し芽は短幹で7月25日前後、中・長幹で8月1日前後となっていて、当時の本も同様で、私も菊つくりを初めた頃は教科書通り栽培をしていたのだが・・・・大変遅い挿し芽で木が出来ずに花が咲くことに疑問を感じ、根を充実させて葉を大きくしてその上草丈を押さえる努力を重ね、その結果、「早く挿し芽をして、一度芽先をピンチする方法」を開発したのです。

私の菊作りは、自分で試行錯誤を繰り返して開発した他の方が全く考えていない独創的な技術が沢山あります、「発酵中の腐葉土の中で作る土麹、や、乾燥肥料」「40年近くも前から水遣りに水中ポンプを使っていること」「受け皿を鉢の下に敷いて水遣りをする底面潅水技術」「栽培棚にコンパネを使いその上にタキロンを敷くこと」「人工田土作りにベントナイトを使うこと」「培養土にピートモスを使うこと」「培養土にゼオライトを使うこと」「酵素液作り」「アミノ酵素液の開発」「ハイポ水を作ること」「水溶性燐酸液を作ること」「独自の挿し芽技術」その他にも沢山、たぶん菊作りをされている方の大部分の方が知らない技術がわんさかあります、もっとも、色々試して失敗を繰り返して物にならない技術も数え切れないほどあるのですが(笑い)・・・・・・・・

今年切り花出品用の菊を栽培する鉢も40年以上前に4〜5年使った鉢で、この鉢を使うと真夏のどんなに暑い日でも鉢の中の温度があまり上がらずに、根が焼けず、更に根詰まりを絶対起こさない、更に鉢から育成光線と言われる遠赤外線が放出されるという菊の栽培においてとても優れものでこれを使った時期には誰もが驚くような超巨大輪の花を咲かせたのですが、その頃は20歳代で若くどうしても肥料を多く遣り力作し過ぎてしまう傾向がある事と、鉢が大きく土嚢袋に1袋分で1鉢分と用土が大変多量に必要な事と、栽培場が借家住まいの庭だったので沢山の鉢数が置けなかった事などから4〜5年間だけしかこの鉢での栽培は行わなかった・・・・

昨年牛久の上村先生にこの鉢を差し上げて先生が栽培してとても成績が良かったと言う事なので今年はこの鉢での栽培を本格的に予定していて、そのために必要な大量の培養土を準備中なのです・・・ぜひこの鉢と世界一の培養土で作った花で、全国大会のキングサイズ部門の厚物と管物の両方でお立ち台を目指したいと思っています・・・・

何時ものように、朝4時に起きて畑に行こうとしたが雨なので・・・・今日は福助の挿し芽をすることに・・・

i0 i1 i2 (1) 昨日5袋送られてきた長野県諏訪産のビーナスライトと言う名のパーライト、昔原始人が狩猟用の矢じりを作った黒曜石から作られている・・・・管物を素直に咲かせるためのアイテム・・・の1つ
(2) これも昨日5袋送られてきた吾妻シリカと言う名のゼオライト、肥料を捕まえて少しずつ菊に供給する力の塩基置換容量が良質な田土の10倍以上の150Mg等量もあり、例えれば、これを用土に1割も入れることは、自由に使える数千万の銀行口座が手元にあるような物・・・(笑い)・・・これも私が巨大輪で素直な花を咲かすのに必要なアイテム・・・
(3) 朝挿し穂を切り取って水揚げさせておいて夕方挿し芽を行う・・・・
この時期の挿し芽は気温が高く湿度も高いので2週間を待たずに発根するので鉢上げの準備は早めにして置かなければならない・・・・
 
 植える花夢流・菊・花と生活を楽しむ・・・
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