2015/07/16 (木)
台風の影響で朝から大雨・・・・
暇なので私の挿し芽の方法で特に大切にしている幾つかのポイントを写真で紹介・・・・・ぜひお役立てください・・・
私の使っている発根剤はαーナフタレン酢酸、しかし、果樹用に一部のJA等で販売されている成分が5〜10パーセントのものでなく100パーセントの試薬・・・
αーナフタレン酢酸1gを8ℓの水に溶かすのだが私は4分の1の0,25gを2リットルのペットボトルに入れて其処に50℃程の温水を5分の1程注ぎ蓋をして3〜4分良く振り良く溶かしてから水を加えて2リットルにする・・・
それを挿し穂が少ない場合はプラスチックのコップに、挿し穂の数が多い場合は深めの受け皿になみなみと入れて其処に10cm程に切りそろえた挿し穂の茎を6cm程液に浸けて6時間ほど水揚げをする・・・
挿し穂の長さは写真位・・・

この状態で6時間ほど水揚げをする・・・
水揚げをしている間に挿し芽用土の準備をする・・・ 福助の挿し芽時期は気温が高く雑菌が繁殖しやすい・・・それで用土には殺菌力のあるもみ殻燻炭を6割、鹿沼土小粒2割、バーミキュライト2割を混ぜたものを私は使っている・・・ もみ殻燻炭、バーミキュライト共1mm目の篩で微塵を抜く・・
上の写真のように私は挿し芽箱の底にラブシートを敷いてその上に用土をたっぷり入れて用土に水を吸わせるのだが、上からシャワーのようにして水を掛けた場合どうしても給水量が不足する、それで大きな器に挿し芽箱を置き其処に水を入れて底面潅水でしっかりと用土に水を吸わせるのが大変大切なポイントであると思っている・・

挿し芽は鹿沼土を使った団子挿しと言う方法で行うのだが私の場合鹿沼土のどろどろのペーストを作る鹿沼土は挿し芽用土に使う鹿沼土とは別に安い軟質で大粒の物を用意している、硬質の鹿沼土を篩に掛けて出た粉や小粒の物を使う人がいるがこれには小石等が混ざっていて良質の泥にならない・・・更に日本式のすり鉢等で泥を作っても粒子がジャガイモのデンプンと同じ位のせいぜい0,02ミリ程のシルト(微砂)状にしかならないので私は西洋のすり鉢の乳鉢を使い軟質で大粒の鹿沼土に水を加えて叩くようにして時間を掛けて0,002ミリ〜0,0002ミリ程のコロイドと呼ばれる水を沢山含んでネットリと膨れる物質にしている・・・・これは他の方と最も大きな差が出るポイントだと思っている・・・
挿し芽の茎5〜6センチ程に鹿沼土の泥団子を付けた状態
 鹿沼土の泥団子の付いた上に更にバーミキュライトの粉をまぶすのだが、私の場合は挿し芽用土を調合するときに1ミリ目の篩から落ちた粉を更に手で揉むようにして細かくした物の中に鹿沼土の泥の付いた挿し穂を回すようにして挿し込んでまぶしている・・
挿し穂が出来上がりあとは挿すだけ・・・
 じゅうぶん水を吸い込んだ挿し芽箱に塗り箸で出来るだけ深く穴をあけて其処に挿し穂を挿しその元を少し抑えるように押して置く、これを続ける・・・
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(1) 夕方から挿し芽を行った一昨日、お昼頃に大量のカルシウム型ベントナイトが届いた・・・ 昨日運送屋さんが降ろしていった場所から10数メートル程離れた場所に1袋ずつ1輪車で運んだ、1袋25s・・・足の不自由な私にはきつい作業だった、奥にあるゼオライトと合わせて約200袋・・右手前のミネラル富士が底をついて来た・・・土麹根茂土、サンシャイン・ハイポスト来年分はこれで大丈夫??
(2) 台風の雨が降る前に運べて良かった
(3)
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