2009/12/23 (水)
ワールド菊花大会入賞者発表 その3 特選
1・こけし作り 厚系 金越山 福徳
3・こけし作り 一文字 玉光院 sabotenkun
7・盆養 厚走り 国華万福 三鷹のお菊さん
8・盆養 間管 聖光華宝 都忘れ
10・福助 厚系 国華越山 深山
13・ダルマ 厚系 国華聖者 都忘れ
22・小菊 大懸崖 輝 hakuba3
24・大菊切花 厚物 兼六香菊 赤星
27・大菊切花 間管 泉郷富水 佳栞園
29・大菊切花 針管 玉穂未来 源六園
31・大菊切花 美濃菊 庵姫 佳栞園
日記をご覧いただいた出品者のコメントが、その方の日記に載っているのを見て、とても心が温かくなります。
今年は(も?)、地球温暖化に伴う異常気象のせいなのか開花時期が早まり、各地の展示会では審査の日にちが決まっていて、良い花が咲いたにも係わらず出品して日の目を見なかった花が多かったに違いない。
その点、写真で応募できるワールド菊花展は審査日が開花時期に左右されないので、多くの出品があるのでは?と思っていたのだが、予想に反して昨年より少なかった。
原因の1つに、レベルの高い方が他の出品者に配慮して力をセーブして出品を遠慮している事にあると考えている、私も審査にはタッチしていないので今年から参戦を宣言していたのだが、やはり多くの方にチャンスをとあえて途中で投稿を控えてしまい、そのためもあってスプレー菊や洋菊等の色彩豊かな菊の部門の出品が少なかった事はとても残念に感じている。
ワールド菊花大会も今年で5回を数え、何とか曲がりなりにも定着が出来つつあると考えている、その1番の大きなバックアップが出品応募する画像掲示板のアクセス数の多さにあると考えている、本日現在156238ものアクセス数を記録している、それは、全国の菊に興味を持たれている方が、手軽に色々な菊の魅力に触れ合う「場」の一つにこのワールド菊花大会の応募の掲示板がなっている証だと考えている。
これは裏を返せば私のホームページの不備の露呈でもあるのだが・・・ぜひ近い内にホームページを充実させて、国内の菊に関心のお持ちの方だけにとどまらずに、海外の方々にも「日本の菊」の魅力と、伝統芸術を広くアピールする事を目指したいと考えている。
日記仲間のはまちゃんが今日の日記に書かれた
「しかし・・・赤星さんのような実力者がワールドに出品するのも・・・一考の余地があるのでは??」
が、 「しかし・・・はまちゃんのような、魅力ある組花の実力者がワールドに出品しないのも・・・一考の余地があるのでは??」
と言う日が来るのを、夢に見ている植える花夢なのです。
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(1) 24・大菊切花 厚物 兼六香菊 赤星さんの作品
兼六香菊は近年余り良く咲かなくなりました、品種として退化したのか、はたまた高温の栽培環境を嫌う品種なので、最近の温暖化の影響なのか・・・・・しかし、さすが赤星さん、立派に咲かせて展示会に彩を添えてくれました。 この花は、当初準グランプリに選出されていました、しかし赤星さんの花がもう1花準グランプリにあったので繰り下げさせていただきました。 来年赤星さんの地元で全菊連全国大会が開催され、福助の3花組が特別競技種目となります、その際色物はこの兼六香菊を如何に大輪で上手く咲かせるかが大きく勝敗を分けるものと私は考えています、ぜひ福助頑張ってください。
(2) 27・大菊切花 間管 泉郷富水 佳栞園さんの作品
今年の気候のせいか、一般に富水は玉が大きく更にゆるくなり、福助などはそれが顕著で全菊連大会の上位の花もほとんど満足な花が無かった様に感じました。
そんな中で、とても良く咲いた花だと思います、又、花を写す角度も理想的なのですが、もう少し近づいて、花器の上部を少し入れるにとどめて、花が画面いっぱいに写すようにされると、更に花の良さを引き出すことが出来ると思います。
(3) 29・大菊切花 針管 玉穂未来 源六園さんの作品
まだ少し若い花ですが、極細い弁の針管を真っ直ぐにピンと張ったように咲かせているのは見事です、しかしやはり輪台は付ける事をお奨めします、しかし、写真の画面いっぱいに花が写っていてとても良い作品だと思います。
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