2007/12/10 (月)
仲間達と積み込み作業をする、まず馬糞40リットルを用意してそこに米糠60リットル、油粕5リットル、魚粕5リットル、鉄力アグリ2リットルを混ぜ合わせて12ミリ篩から揉み落とす、この混合物を木の葉を積み込むときに混ぜ合わせる。
木の葉は山で集めた量で約30立米、数日前からこれに水を打ち湿らせておいた、これから1ヶ月ほどかけて3段階の積み込み作業工程を予定しているのだが、本日は第1段階の富士山型積み込みをする。
「昨日までぼた山(炭鉱で石炭を掘るとき出る岩や土を捨てた山)としていたのだが、ほとんどの人が知らない言葉だとと思い変更する」
濡れている木の葉をフォークで少しずつ広げるようにして置いては米糠と馬糞等の混合物を塵取りで振り掛け、それをフォークで木の葉と混ぜて、又、その上に木の葉を乗せて行くという作業をくり返す、この時、米糠等を木の葉と木の葉の間にサンドイッチ状に積み込むようにと書いてある参考書もあるのだが、米糠等が硬く固まりになってしまうことがあるので、私は振り掛けた後木の葉と良く混ざるようにかき混ぜている、積み込むときには足で踏み込んだりせずに水と木の葉自体の重みで自然と落ち着く様にして酸素不足になって、悪臭が出る嫌気性発酵にならないようにする、4〜5日そっとして置き60℃以上の温度が出るようにする。
すぐにかき混ぜたり、積み込む量が少ないと温度が40〜50℃程にしか上がらない、山から集めてきた木の葉の中には、ダニや毛虫、蛾、等の害虫やその卵、コガネムシの幼虫等にとってはとても住み易い環境になってしまう、細菌やバクテリアの仲間でも菊つくりにとっては有害な土壌伝染性病原菌である、苗立ち枯れ病を引き起こすビシウム菌、林の中で腐生生活をしている糸状菌で根を侵す紫紋羽原菌や線虫、大腸菌等にとっても40℃〜50℃の温度帯はとても繁殖しやすい環境なのです又樹木や草の種なども絶やすことが出来ないのでそれらが死滅する60度以上にはぜひともしなければならないと私は考えている。
今年の腐葉土作りメモ
畑に運んだ木の葉の量
クヌギの木の葉(菊用) 目標60 本日 11 累計44(木の葉用袋)
クヌギの木の葉(畑用) 目標40 本日 0 累計 0(木の葉用袋)
樫、椎の木の葉(菊用) 目標30 本日 0 累計 0(木の葉用袋)
ストックできた腐葉土
無肥料クヌギ 本日 0 累計31(ガラ袋)
無肥料カシ、シイ 本日 0 累計17(ガラ袋) 有肥料クヌギ 本日 0 累計104(土嚢袋)
有肥料カシ、シイ 本日 0 累計 30(土嚢袋)
80,1 29,0 1601 2721
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(1) 馬糞に米糠、油粕、魚粕、鉄力アグリを混ぜて12ミリの篩からもみ落とす。
(2) 自家製のアミの酵素も水に溶かす。
(3) 木の葉袋30袋で山の裾野の直径は4メートル、高さは1,5メートル計算式 2×2×π×1,5×3分の1≒6立米
山のふもとに山の伏流水が溜って湖が出来ている。 いい景色だね何て言チャって。
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