「キャプテン・フィリップス」を観た。
2013/12/09 (月)

曇りがちだが穏やかな日。

    午後からフォーラム那須塩原に「キャプテン・フィリップス」を観に行った。
    一応二人を誘ってみたが、娘は今月末のイベント追い込みで手一杯、ダンナは例によって「一でTV観てる〜〜〜」とのたもうたので今日は一人です。

    まだ見ていない人にはネタバレになって悪いんですが、この映画は実話を元にしてあるので厳しい作風でした。

    理由がなんであれ海賊行為は許されるとは思ってないが、国内は内戦で荒れはて、豊かな海の側に住んでいるのに外国の大型漁船に魚をもっていかれる貧困の極みの国の鼻先を物資満載の大型貨物船やタンカーがかすめて行くのを見るのはけして気持ちの良いものではない。
    船長一人を人質にした4人のソマリアの若者(一人は少年)に米国は駆逐艦2隻と小型ではあるがヘリコプターを満載した空母を差し向けて人質奪還作戦を展開する。
    結果は3人のソマリア人は射殺、頭の一人は交渉のため乗り込んだ米艦上で逮捕され33年の刑を言い渡されて現在も米国内で服役中、船長は無事に救助される。

    監督はドキュメンタリーや実録映画を得意とするポール・グリーングラスです。
    ワタシめ、この監督の映画は結構観ている。「ジェイソン・ボーンシリーズ2.3」、「グリーンゾーン」、「ユナイテッド93」。
    『ラン&ガン(走っては撮り!)』スタイルという独特の撮影で臨場感はすごい!
    物語の奥行きも深くて、ただのアクション映画とは一線を画する作風だ。
    「人質事件は解決した、でも本当にこれで良かったのか?」と映画が終わってもプラスアルファが残って問いかけてくるのです。
    トム・ハンクスの船長は文句の付けようもない。
    最後に救出された船長に喜びの表情は無い。看護士が「お怪我は?血が付いてますよ」と聞くと彼は叫ぶ。
    「私の血じゃ無い、私の血じゃ無い!」と。

    事件が起きたのは4年前の2009年3月、
 
karinoの家庭菜園作業メモ
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