2011/06/17 (金)
朝から雨で寒い。
今年の秋に作りたいと思っている「モチ麦」についてあちこちのサイトを覗いて歩く。
麦は昔子供だった頃に毎年梅雨時に採れる「楽しみ」&「苦しみ」だった。 「辛」かったのは真冬の麦踏み。 子供の小さい足で踏んで行くので祖母や母に置いて行かれ、急ぐと間が空いて叱られた。 一冬に2,3回は麦踏みしたろうか?「踏めば踏むほど良い麦が出来る」と言われてがんばった! 春になると黄色く熟れ始めた麦の間を畝上げして、そこにさつま芋を植えた。 狭い畝間に稲藁束を置いて、そこに目鍬で一杯土を上げてサツマ畝にする。 麦の穂が刺さってチクチクしてこれもキライだった。
採り入れ時は梅雨の最中で、じめじめした梅雨空の下で何とか晴れ間を見つけては刈といわれてり取って軒下に吊って乾かし、ドラム式の足漕ぎ脱穀機で脱穀した。 学校から帰ると直ぐに手伝って脱穀機を踏んだものです。不思議にあれは辛いと思わなかった。 その後の小麦干しで筵にいっぱいの小麦を毎日朝晩納屋に出し入れするのはイヤだったけれど・・・(麦粒はつるつるするので端からこぼれるし、重たい!) でも筵に伸ばした小麦をしまう時の、お日様いっぱいのいい匂いは忘れ様もありませんね。
それに「楽しみ」は干し上がった小麦を持ってうどんやパンに交換する時! 時に町で1軒だけのパンやさんに小麦を持ち込んで大好きなコッペパンと取り替えてくるのは嬉しくて待ち遠しかった。 小麦=パン!ワタシのパン好きの原点ははここなのかもね。 1升で何個取り替えてくれたかはもう覚えていないが、飽きもせずに固くなってしまったコッペパンを大事に食べたのを覚えている。 そうか!今でも固いパンが大好きなのもこの辺りから来てるのかも?!
で、あれこれ探したら「モチ麦」って何種類もあるんですね〜? komichiさんとこのは粒が紫色なので「ダイシモチ」なのかしら? S・F講習で、麦などは肥料をウンと控えるように聞いたので、最初頃一度だけ「ホクシン」作った時のように殻ばっかり〜〜〜にはしないぞ〜!
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