2011/03/11 (金)
朝から変な天気だな〜とは思っていた。晴天で暑いほどなのにみょ〜に冷たい風がさぁ〜っと吹いてくる・・・ 空を見るのが好きなのだけれど、でも地震雲は見なかったなー〜〜〜
今日のお仕事重い腰をヨッコラショ〜と上げて畑に出てジャガ畑の下見。 去年里芋と追い蒔きの大根、出来なかったサツマを作った畑に予定している。 作秋に収穫したとき、葉物の残滓や里芋の茎や葉を米糠まぶして土に混ぜておいた。掘って見たら残らず腐ってぼろぼろになっていたので、肥えた土になっていると思う(^-^) 長さ9Mで90p巾の畝を5本予定。 komichiさんからジャガ芋種の種類による植え方の良い情報を頂いて大いに参考にさせて貰おうとサイトをあちこち覗きました。 大きくなりやすいワセシロのような「個重型」イモ数が多くなりやすいキタアカリ「個数型」を、1畝に植えるタネ芋の個数を変えて数と大きさを制御する方法です(*^_^*) よく読んでからタネ芋をカットしてキュアリングさせる。 大きくなりやすい「さやか」「十勝コガネ」は芽数を出来るだけ多くなるように切り、芽がたくさん出る「北あかり」や「インカのめざめ」は芽を少なく(小さく分ける)なるようにタネ芋を切り分けてトレーに並べて温度・湿度が高くなるように温室の棚に置いて植えから新聞と少し濡れた麻袋を掛けた。 上手くキュアリン出来たらいいなー。 巨大地震襲来! ジャガ種をカットし終わって木の葉&草燃しを2時間ばかり、やっとお風呂が沸いて草が細かい炭状になって来たので焚き口を閉じてコタツに上がった。 長〜い国会中継を見ていたらTV画面の真ん中にいきなり赤と青の大きなテロップが出た!? ”○○地方で地震 強い揺れに警戒」というテロップが流れ、「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」” 「なにこれ?」「地震って一昨日の?」「でもこれって”予報”なんじゃないの?」「んじゃあ今から来るのかよ?」 なんだかんだ言っている間に30秒〜1分がすぐに経ってウチのあちこちがカタカタ鳴り始め、すぐにガタガタッという鳴動とともに凄まじい揺れが始まった! 「お風呂の火ーッ!」叫んでコタツから出て裏口に向かうが足を取られてつんのめる様に焚き口へ。 焚き口に触る、あっつい!まだ燃え切ってない。 お風呂場に上がると、風呂の蓋はすっかり中に落ちておいる。掻き分けて兎に角小型バケツ(下着洗い用)に風呂のお湯を汲んで焚き口にぶっかけた。 よろめいて裏口のノブに触ったとみえ、裏口が開いてワタシはドアと一緒に外に放り出された。 外は信じられない様になにもかもが”震えて”いた。 裏口から庭にい停めてあるダンナの車が見えたのだが、その車が上下左右に踊るように揺れ震えている。 エンジンをフルにふかしている様だ。 (乗って無いのに走るのか!?)バカなことを思った。 意味もなく(そんな事すら何にも考えず)ウチの周りを半周。目の前の電線が空中で踊っているよー! 裏口がバタンっとしまった音で裏口に飛んで戻った。 (ばあちゃんもダンナもまだ家の中だ〜〜〜)裏口は開いた。ノブを思いっきり引っ張って閉じ、そのまま力一杯引っ張り続けた。 なんでそんな事したのか全く意味ない。 頭の半分で(こんなドア閉めてどーするンだあー)あとの半分では(このドア離して壊れたら家から出られなくなるー!)目の前の焚き口の煤に汚れたモルタル壁がガーっと鳴っている。 「停電だー」ダンナの声が叫んだ。 (あー、じゃあ温風機と電気毛布は安全だ・・・) 頭が幾つにも別れてみんな別々のこと思っている。 我に返って(燃え滓、ナントカしなきゃあー) いつも残り灰を一時保管している一斗缶を引き入れてスコップ代わりの十能でまだ熱くて赤い燃え滓を缶に投げ入れた。 この頃に第一陣の激震が収まりかけてきた。 でもあっつい缶を素手で外に運び出し、トマト畑までもって行った頃にまた大きく揺れ出した。 ウチに入ったらダンナがサッシを全開していた。 茶の間の照明器具が外れてぶら下がり、仏壇の中のいろんな物が転げ落ちていた。 お勝手は最悪!開き戸の食器棚はフルオープンで中の食器が半分がとこ落ちて割れ、足の踏み場もない。 急いでスリッパを突っかけて入っては見たがナニをどうする気も出ない! あらゆる物が床に落ちてこぼれてぐっちゃぐちゃだ。 何度も「これ本震?」と思うほどの大きな余震が来る中で危険物だけは掃き取った。
みれば大勢のご近所さんが表に出ていた。みんな危険を避けて広い場所に逃げ出たようだ。 「あっちこっちで石塀が倒れているぞ」と外から帰って来たダンナと交代で表通りに出てみたら、一軒おいて隣のEさんとこの大谷石塀の一部が倒れていた。 見て回ったら上隣、畑の側、すぐ後ろとご近所の石塀の一部が軒並み倒れて道路に散らばっていた。 家に戻ったら近所のアパート住まいの娘が都会住まい咲いていた頃の”防災グッズ”をいっぱい詰めたバック持参で帰って来ていた。 電池いろいろ、手回しのラジオ、防災用の長持ちローソク、ケイタイの充電器いろいろを出す。やっぱり都会住まいはこういう災害には敏感なんだ。
午後からえらく冷えて来たけれど、閉じ込められるのが怖いのでサッシは開けっ放し。不思議と寒さは余り感じない。 ただ今のうちはまだ良いが、電気が止まって仕舞ったのでばあちゃんの部屋の暖房に困った。 温風機と電気毛布で暖を取っていたので今晩電気が来なかったらどうしようか〜〜〜(=_=) 棚から落ちたいろんなもの(小さい本とか折り紙とか・・・)におろおろしているが、あの凄まじい揺れは余り感じていないようなのは不思議だが、あんまり怯えてしまうよりはいいか〜〜〜\(~o~)/? とにかく電気が来ることを祈るばかりです(/−o−)
電気はとうとう来なかったので、薄暗くなる頃に一番厚手のアルミ鍋でご飯を炊いた。電気釜以外のご飯炊きなんて何年ぶりだろうか? おかずを作る予定は考えられないので、味付けご飯にした。 生協で買ってあった「鯛飯の素」を入れて4カップ分を炊く。 少し焦げたが美味しそうに炊きあがった! 暗くて寒いけれど、暖かいご飯を(おかずもお汁も無い!)はぐはぐ食べると少しは元気が出た。(^_^;) 3qほど下にダンナの一番上のお姉さんが一人住まいしているのでダンナと娘がお握りを届けに出かけた。 至る所が交通止めで小一時間近く掛かって帰って来た。 家電がIHにしたので停電で煮炊きが出来なかったそうです。喜んでもらえました。
いよいよ夜になった。 TVではキャスターが”強い余震があるので火には気を付けて、懐中電灯であかりを・・”と言っていたが、ウチに懐中電灯は1個しかないので、直径・高さが5センチほどもあるアロマキャンドルを灰皿に乗せて使った。 柄の割には小さな明かりで、かろうじてお互いの顔が判別出来るほどだが真っ暗闇よりは安心できる。 交代で一つの明かりを守りながら夜明けを待った。
明け方5時頃にいきなりパアっと電気が着いた! 思わず拍手〜〜〜するほど嬉しかった! 「東電社員さん達、有難うございます(・_・)(._.)」 これからは電気料金が多少値上げされても余り文句は言わないことにしよう(^_-)
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