2008/04/20 (日)
曇りがちの晴れだが風が強い。
少しまた風邪がぶり返した気配なので畑にはほんの3,40分菜花を摘みに行っただけ。
後は桜の試し染め。 昨夜例によって桜の枝と皮を煮出していたらこれまでと違う液が出ていた。澄んで赤みが強い。 これまでは色の良い桜の落ち葉を入れていたのだが、煮汁がどうしても濁ってしまう。 これでもう桜染めはお終いにしようかな、と今まで煮ていた枝と、皮だけで煮た。
で、思い切ってダメモトとガラスのコップに液を取って重曹と木灰をたくさん入れた。コップの底に重曹が白く溶け残るほど入れてみたのだ。 シュワッと泡だって収まると液の色がきれいな赤になっていたのでkomichiさんからの白無垢を解いた端切れを先ず「灰汁」 に漬けていわゆる「先媒染」してコップの液に入れ、そのままジップに移して枝を煮出している鍋に漬けた。 20分ほど加熱して引き出して絞り(あっつい!)すぐに灰媒染。 冷水ですすいで広げると色は今までと全く違ってすこ〜しベージュ気味ではあるが明らかに少し濃いめの”ピンク色”! 『遂にやったーっ!』でした。
灰汁は5日前くらいに作ったけれど、PHが低くて使い物にならないと思い、バケツに入れたままほっぽっておいたのだ。 昨日捨てようか・・・と迷ったが色が変わっていたのでPH計ったら10.5、強アルカリだ。 上澄みを取って重曹と一緒に煮だし液に入れた結果が「桜色」の出現でした。
幾日煮出したか忘れるほどです。朝晩時には毎日加熱した時もあるけれど畑が忙しいときは液に白いカビが浮くまで投げておいた事もある。 あちこちのサイトを巡りあるってどこに何が出ていたかわけが判らなくなった事も・・・・
「最初の煮出し液はあく抜きに捨てる」「繰り返し煮出す」「重曹入れる」「灰汁で先媒染」 今の液には「葉」は入れていない、入っているのは枝の細切れと太い枝を煮て”あちっちィー”と指の皮と取り替えっこで剥いた桜の薄い表皮。 あんまりいろいろやって、自分のした事がよく思い出せないな〜 煮出した液につけた布は一枚として同じ色はない。 煮出す量も時間も違うんだからと〜ぜんちゃ当然だが、それにしてもあまりの違いように戸惑っている。
最後の黄色は「おおぼけ」の結果だ。 今までの茶系を元に戻そうと脱色剤を使ったのだが、灰汁で先媒染して干しておいた物を脱色しちゃたのだ。 そしたら鮮やかな黄色になった! これもびっくりだ.。ooO(゜ペ/)/ひゃ
komichiさん、見てね〜 いろんな色が出来ちゃいました〜、ピンクだけじゃ無くてごめんね〜
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(1) カメラのグレードが低いので実物通りの色とは違ってしまいました。 一番ピンク色なのは右端で次は薄いベージュ、薄い赤茶、左がクリームと黄の中間。
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