2023/02/04 (土)
□13:30〜15:00流経大社会学部 『韓流ブームと新大久保コリアンタウン』
単なる新大久保のコリアンタウンの話やのうて、そこから日本の社会、経済をどう読み解くか、ちゅう話でした。 元々(まあ、東京オリンピック後ですな)は、韓国人相手の韓国人の店などの韓国人街で、 1993年の調査では飲食店、食料品店、美容室くらいしかなかった。 それが、2002年には書店、ネットカフェ、不動産屋、リサイクル店、引越し屋など、韓国人向けビジネスが広まった。 そして、ヨン様の2004年以降、日本人おばちゃんらが集まるようになり、 2013年には、韓流グッズ、コスメ、k‐pop、専門的飲食店が流行り出した。 とくに、きっかけとなったヨン様以降は、韓流芸能人コンテンツが日本で受け入れられた背景がある。
2004年以降はヨン様の中高年の第一次ブーム、2010年以降は東方神起などの20〜30代の第二次ブーム、 そして2016年以降は10代相手の第三次ブームだという。 グループ名は知らないが、いま、日本向けに売り出されようとしている芸能人若者達は、 韓国生まれの韓国人でさえ知らないらしい。 「驚いたことに、韓国コスメの看板まで新大久保にあるんですよ。 韓国製の化粧品を日本人向けになんて、かつては考えられなかった」 今でこそ日韓政府は冷え切っているが、自由渡航など交流が好調なことも背景にあったしだが、 韓流タレントで売り込む、まあ、両政府の魂胆が裏にはあったんだろうね。
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