再開して、再会。
2021/03/22 (月)

kumori.gif □9:50〜福祉センター

緊急事態宣言が解除となった初日。
12月の講座を開いて以来、再び2か月お休みしていたのが再開、メンバーとも再会できたが、やっぱ少ないなぁ。

昼休みに花苗と薔薇の挿し木の穂木が配られる。

午前中は千葉大の三輪先生、農薬使用の話。
三輪先生は、器材はすべて持参。セッティングしているところへあいさつに行くと、
「あさって(蜂蜜を)お願いできますか?」と解除になっていきなりに。
「どうせ、畑へ行くくらいしかないですからいいですよ」。

話の導入は、10年前の3月11日のことから。
当時、三輪さんはNHK「趣味の園芸」の、あるコーナーのレギュラー出演だったらしい。覚えてないよなー。
番組は観てたかもしれないが、まだ、面識もなかったからね。

震災から1年後の3月、宮城県石巻市の仮設住宅で暮らすある方から手紙をいただいた。
仮設では、緑がない、住民同士の交流がない、仮設で園芸を導入したいが、
行政はインフラには力を入れてるがソフトの面ではスピード感がないので力を貸してほしい、という内容だったという。
それで、すぐに石巻に入り地元の花屋さんなどとも相談して、まず、すぐに口に入れられるブルーベリーを植えたと。
苗木500本(?)は、ブルーベリー協会が提供してくれ、地元の園芸業者や花屋さんが手伝ってくれたと。
石巻だけでなく気仙沼、南三陸町でも活動をしたらしい。
三輪さんの所属は「環境健康フィールド科学センター」だから、「園芸で健康」も大きなテーマ。

午後は、元普及員の深井信之さんの野菜、病気の話を中心に。病気のもとには菌とウイルスがある。
わたしは便宜上菌とウイルスを一緒くたに表現しているが、厳密には別物。いま流行りのコロナはウイルス。
いちばん大きな違いは、菌は環境次第で自分でどんどん増殖するが、ウイルスは生物、ものを介してでないと広がらない。
菌には有用菌もあるが、植物の病原菌はかびや細菌。気象条件、土壌条件次第で自ら広がり、蔓延する。
品種改良で抵抗性をもたせたりするが絶対ではない。なので防除薬剤はある。
ウイルスは、アブラムシなどの媒介で広がる。こちらも品種改良で抵抗性をもたせるが防除薬剤はない。
だから、まずはアブラムシ防除から、ということになる。
コロナウイルスも人間はじめ生物がいなくなれば、なくなる。
そうもいかないので、可能な限り人前では口をつぐんでいることが最大の方策と思うが、これもまたできないから困ったもんですなぁ。

と、いうのがわたしの知識ですが、まちがっていたらごめんなさい。

i2 (1)
(2)
(3) 帰りは千葉大園芸学部を通り抜けて駅まで歩く。

この木1本だけが満開だった。
ちょっとピンクぽかったから、ソメイヨシノではないかも?
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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