余人をもって代えがたい。
2021/02/11 (木)

harenotikumori.gif 気温からいうと暖かいはずなんだが、鉢木の揺れが激しく寒そう。
なので、きょうも新聞を広げて籠りです。

「余人を持って代えがたい」と周りに評されてその気になって辞める気がない爺さん。非難轟轟のようですな。
本人は女性蔑視などという気は毛頭なく、つい軽く発した言葉なんだろうが…。
「余人を……」のこの言葉、人事でよく耳にしたもんです。
本人が意にそぐわない辞令を伝達するときや、逆に長年異動がなく同じ職場に置くときなどによく使われたね。
わたし自身もその口だったのか、入社して先輩について仕事を学び13年間まったく異動がなく、同じ職場で同じ仕事を勤めた。
同期のほとんどは転勤から戻って来ていた(辞めているのもいたが)。
で、その先輩の後任でいよいよ大阪へ転勤の内示が出たが、もちろんその時に一緒に担当している若手はいた。
しかし、心もとないのか時の直属上司がその上に誰かを据えたく「○○はどうか?」とわたしより先輩の名を出した。
「?????…」と答えを渋っていると、後日、さらにその上の上司が、
「後任は任せるにだれがいいか? お前が指名しろ。
 この部署にいなければ他の部署の者でもいい。おれが連れてくるから」と言われたのが昨日のよう。
転勤先にはしばらくの間、指名した後任からは日に幾度となく電話がかかってきたが、前任以上の業務をこなした。
余人をもって代えがたい人間を代えても回っていくもんで、それが組織なんだわ。
某組織委員会がほんとに回らないんだったら、それは組織ではない。個人事業ですね。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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