「呆然」とはこういうことか!
2008/09/23 (火)

harenotikumori.gif 彼岸の中日。
明日から、また、日が短くなるのかと考えると、日が当たらない冬を近く感じてしまう。
久しぶりに、陽射しが暑く感じる一日だった。
この時期に、腕が赤くなってしまった。
王監督、辞任表明。

さくら通り散歩で、持ち合わせていたスーパーの袋にさくらの落葉を詰め込み、畑へ。

ボーぜん。

また、また、2本足の獣害。
今の時期、盗るものがないがこれまでにない荒らされ方。
区画を囲っているネット支柱を倒すように折り曲げ、中に入り込んだ様子。
白菜の不織布トンネルは引きちぎられ、引っこ抜かれた白菜がその辺に投げ捨てられている。
アピオスの支柱もなぎ倒され、根っこが引き抜かれている。
大根は踏まれている。

髭じいさん他、居合わせた畑仲間に惨状を訴える。
「こりゃひどいね〜。とんでもないことをやってくれるね〜」
向かいのTさんの区画を見ると、ここも囲いネットの支柱を倒され、大きな足跡が残っている。
「とっ捕まえてやりたいね」
「不動産屋に言ったほうがいいよ」
だが、まだ早い時間ゆえ、電話をしても当然だれも出ない。
現場をそのままにしておくほうがいいだろうと、結局、直しもなにも手をつけられずいったん帰る。

朝飯後、もう一度畑へ。
向こうの方から、「ずいぶんひどくやられたでしょ」と声がかかる。
「こっちから入って、ここにもずいぶん足跡が残ってるよ。これは、完全にいたずら目的だね。
 ここをこう行って、お宅の方へ侵入したみたいだね」
日曜日の夕方には来たし、きのうは朝から雨だったし、昨日の夜から今朝の仕業か?
「いや、きのうもう足跡がついていたよ」
不動産屋に電話を入れる。
入れなきゃよかった。余計、腹が立った。
「すぐ来て、現場を見ていただいて、対策を検討していただけたらと思いまして…」
「いや、うちは行きませんよ。何もしません。このままです」
「管理をしているのだから、被害を見る責任はあるでしょう?」
「見ても何もしませんよ。お気の毒ですね、と言うだけですよ」
「それだけでもいいですよ。とにかく、一度来てください。
 うちだけじゃなく、他の区画も荒らされてるみたいですから」
「行きません。何もしません。被害を訴えるなら警察に言ってください」
「それをお宅がいっしょになって言ってくれませんか?」
「そんなことくらいで、警察は動きませんよ。とにかく、何もしません。このままです。
 それがいやなら、(借りるのを)止めてください」
「お宅は、いつも、ふたことめにはその言葉ですね。いいです。わかりました」

あーぁ、腹が立った。
いつも書いているように、地主さんはいい人なのに、この不動産屋は! 
なんでこんなとこに頼んでるんや、思ってしまう。
また、この不動産屋がいやがらせでやったのではないかと思ってしまう対応だった。
同情をしてくれている数人の畑仲間に、今度は不動産屋の責任ない対応を訴える。
「見に来ないんならしょうがない、直すか!」
気を取り直し、修復。引き抜かれ、投げ捨てられていた白菜を植え直す。
根づいてくれればいいが・・・。
そうこうしていると、同じく被害者のTさんが通りかかり、声をかけてきた。
「またやられたねぇ! お宅が、一番ひどいね。酔っ払いだね、これは」

もう一度、気を取り直し、春菊の種を播く。
きょうは、これだけ。
そのあと、Mさんの畑を訪れ、ひさびさの畑談議。
わが社を辞めてから、神社で神官の手伝いをやっているMさん、
この間の日曜日「23日に来ない? 久しぶりに休日に休み取れるから」とお誘いの電話があった。
彼岸で、神様も休みなのだそうだ。
いつもながら、うらやましいくらい広い畝に、防虫ネットを被せている。
「わたしだったら、この間に、もうひと筋、植えるやろね」と。
Mさん畑で、ラーメンの出前を取ってくれ、ごちそうになる。

その後は、娘と松戸駅へ。
これまた、わが社を中途退職した職場の後輩が参画する農業・環境関係の組織が、
こんど成田で全国大会を開催する計画があり、その事務局をやっているという。
久しぶりに会った。
用というのはわたしにではなく、その大会の懇親会の場で、
娘にピアノを弾いてもらいたい、という頼みだった。
わたしゃ、マネージャーか!
打合せが済み、娘が席を立ってからは、農業談議。
この大会の事務局には生協も絡んでいるらしく、昨今の食料問題を捉え、
「国産の安全な食べ物が安く買えると思うことがおかしい。
 消費者が高く買うことで日本の農業を支えるというようなことをしていかないと、ホントに食い物がなくなるよ。
 それの旗振りの役割してもらいたいのが生協なんだよね」と。

◆播種◆春菊



i0 i1 i2 (1) おととい、順調を喜んだ白菜(左上)が、
トンネルを引きちぎられ、歯抜け状態(右上)に。
抜かれた白菜は投げ捨てられていた(左下)。
踏みつけられた大根(右下)。
(2) 惨状。

(3) 気を取り直して、
第2弾大根(左上)と小かぶ(右上)の発芽確認。
下:たまねぎ。折れ曲がった状態。
 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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