国境の島からの電話。
2008/09/17 (水)

ame.gif 朝飯を食いながら、TVを見ていると「常磐快速線運転見合わせ」のテロップ。
またかよ〜、なんでだよ〜、また飛び込みか〜。
架線故障だったが、どうせ緩行線はぎゅぎゅうで乗れないだろうし、
人を見るのはうんざりと、自宅最寄駅から、普段とは逆の下り電車に乗って迂回。
それでも下り電車を使っても、次の乗換駅のホームは人でいっぱい。
そこで、思い立ったのが、そこからもう一駅下りで戻り、上りに乗り換える。
計算どおり座れた。あとはどんなに混雑しようが大丈夫。
よしよし、と眠りにつく。
おっと、その前に事務所にメール連絡。
「たぶん、遅れる」。これで、よしと。

事務所で、まじめに仕事をしていると、以前いた部署から外線電話が回ってきた。
「だれから?」と聞くが、名前は聞いていないと言う。
電話に出ると、聞き覚えがある懐かしい声が近くに聞こえた。
「よかった、よかった、まだいたか!」
「おう、まだ、まだおるよ、食って行かれへんからな」
ヨーロッパ農業視察で、半月を共にした対馬の仲間だった。
「電話がえらい近いけど、東京に出てきてるんか?」
「そうやろ、今はな、対馬からの電話でも近くに聞こえる時代やど」
それでも、「ほんまは、そのへんにおるんやろ」というと、
「いやいや、長崎の国境の島で、ヤマネコを見ながら電話してる」と。
なんでも、所属部署が変わって資料を整理していたら、当時の名刺が出てきたので電話をくれたと。
うれしかったな〜。
「九州の連中はどうしてる? たまには集まっとんかいね?」
3年前の秋か、10周年を記念して白浜に集まったのは…。
その後は、年賀状のやり取りくらいで、連絡はとっていなかった。
「いや〜、あれ以降、だれにも会ってないっすよ。
 九州でも集まってないしね。高知のオヤじとも連絡とってないよ」
「おお、四万十の○○さんな。どうしとるやろな? 台風はどうした?」
「いや、こっちは何もないよ」
「東京に出てたお嬢さんはどうした?」
「いまは、こっちに帰ってきてるよ〜」
「嫁さんにでも行ったか?」
「ははは、まだまだ。ここも対馬市になってな、町役場から市役所よ。
 また、いつかどっかで会いたいね。それまで、仕事がんばってよ!」

気楽に、懐かしさがよみがえる、午後のひとときだった。

自宅トレイ播きのレタス、ミニ青梗菜の発芽確認。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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