「フードマイレージ」。
2008/02/21 (木)

hare.gif 暖かな一日。畑日和(なんだろうな)。
こんな日は中で仕事するのがもったいないよな、と思いつつパソコンに向かっていると電話。
12時前、出先事務所から。
「会議が終わって、会長が待ってるわよ〜」。
って、約束は2時半じゃん。
(「苦しゅうない、待たせておけ」とは言えなんだが)
「2時間余りも待っていただくの〜?」
「わーた、わ〜たった!」とタクシーを拾って飛んで出たのはいいが、
このタクシーの運ちゃん、場所が分からないと言うので道順と位置を説明。
「はい、わかりました」と答えたものだから、資料を確認していたら、
指示した交差点を曲がらずに、まっすぐ突き進んでしまった。
「あっ!」と叫んだが時すでに遅し。
急いでる時ってこんなもん。

こちらはこちらで、あわてて出た鞄の中の資料を点検していたら、
印刷をして机の上に置き忘れた資料に気がつく。
(あちゃ〜、せっかく作った資料を! あほっ!)
事務所に連絡をしてメールで送ってもらい事なきを得たが。

ところで、「フードマイレージ」という言葉をご存知だろうか。
ohyakushou2001さんの日記やBBSで、地産地消という言葉や身土不二という言葉が出てくる。
飛行機を利用するとマイレージというのがついてくるが、フードマイレージ (food mileage) は、
いわば「食料の輸送距離」という意味で環境負荷を計るひとつになっている。

以下、Wikipediaからの引用。
重量×距離(たとえばトン・キロメートル)で表すが、
食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。
基本的には「食料は地産地消が望ましい」という考え方に基づく。
生産地と消費地が遠くなると輸送にかかわるエネルギーが、
より多く必要になり、地球環境に大きな負荷をかける。
フードマイレージの数値が大きければ大きいほど、
その消費地は食料に関して贅を尽くしているとされる。
農林水産省の2001年の試算によると、日本のフードマイレージは、
総量では世界中で群を抜いて大きく、国民一人当たりでも一位となっている。
これについて農水省幹部は「現代の日本人が歴史上のどの時代における、
どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」と解説している。

国名      総量       国民一人当たり
日本        9002億800万      7093
韓国        3171億6900万      6637
アメリカ合衆国   2958億2100万     1051
イギリス      1879億8600万     3195
ドイツ      1717億5100万     2090
フランス      1044億700万      1738
         ※単位:トン×キロメートル

食料自給率の低さとともに、フードマイレージの大きさも、
日本の食の問題の病理性を強く示唆する数値であると言える。
改善のためには、食料自給率を高め、食料の生産地と消費地を近くせねばならない。

自分の畑で穫れた野菜を自分とこで消費する。
フードマレージは生じないが、じつはこれが一番の贅沢だと思うが、いかがか。


 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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