2006/12/22 (金)
冬至。 明日から、一日一日、日が長くなっていくのは喜ばしいが、 昨日といい、今日といい、降るんだか、降らないんだか、 はっきりしない天気が続いている。 冬至のかぼちゃ。 保存に強い、夏の太陽をいっぱい浴びた緑黄色野菜のかぼちゃを、 この日に食べて風邪や中風にかからないことを願うが、 かぼちゃは、たまねぎに次いで輸入量が多い作物。 特に端境期のこの時期、大半がニュージーランド産だ。 こういった日本の伝統的な慣わしも外国に頼らねばならない現状である。
もうすぐ真夏のクリスマスを迎える南の大地が、苦境にあえいでいると報じられている。 日本の仮想農地・オーストラリアが未曾有の干ばつで畑や水田が干上がっているそうだ。 小麦や米の収量が通常の 1/10 程度にまで落ち込む予想だ。 日本は、食糧の60%を外国に頼っているが、 うどんの6割はオーストラリア産の小麦で、輸入牛肉の9割がオーストラリアだ。 来年から交渉が始まる2国間のFTA(自由貿易協定)が締結されれば、 さらにオーストラリアへの食糧依存度が高まることは間違いない。 そのオーストラリアが、いま大干ばつにあっている。
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