2007/10/19 (金)
10月も半分を過ぎ、どこの畑も秋冬野菜が真っ盛りとなってきた。 白菜、キャベツ、各種葉っぱなど見慣れた物の中で一際気に掛かるのが、この時期の玉葱苗。
白菜などと違って全ての畑で見ることは出来ないが、それでも3軒に1軒の割で見られる苗床。 5m程の長さ一杯に播き、端に種袋が差してある畑。 20mを越すような長い長い場所2列に播いてある畑は、苗屋さんに卸すのだろうか。
家庭菜園ですと言わんばかりの小さな苗床は綺麗に生え揃っているのが一目で解かる。
5分刈りのようにツンツンした所もあれば、そろそろ地面が見えなくなりそうなほど延びたロンゲもある。 十円ハゲが出来たかのように生えてない場所も、あちこちに見える。
大量に播いてある苗床はさすがにバラ播きが多い。何千個もの種を一粒づつ屈んで播くなど、途方もないこと。 反面小さな苗床は、キチンと筋蒔きにされ土寄せも充分のようだ。
あれ〜やっぱり無いなーうちみたいなとこ・・・。 バラ播きの苗床は別として筋蒔きを用いている畑の全てが畝の長い方向に対して直角に筋蒔きしてある。
なんでやねん、うちは第一も第二も横播きにしたけど、どうして同じ所がないの。 東西南北、日当たりなど色々な条件はあるだろうが、それにしても変。
この縦播き、玉葱苗だけに限らず、ホウレンソウや小松菜、チンゲンサイなども見かけ、畝幅が広めの畑で良く見受けられるやり方。
昔々、一度だけ他所の畑を参考にしてホウレンソウを縦播きにしたことがある。 だが、絶不調でロクな収穫が出来ず、全て縦播きが悪かったのだと決め付け、それ以来この播き方はしたことがない。 その後、播き方を変え出来が良かったかどうかの話題は置いておく事にして、とにかく縦播きは嫌いなのである。
通勤中の一時間あまり、縦と横の違い、利点などを考えてみるが全く思いつかず。 とりあえず植え付けられる本数はどうかとメモ用紙に殴り書き。
色んな畝はあるだろうが60cm幅で2mの長さの畝と仮定。 畝の端から10cm、株間は20cmで播くとして縦播きなら6m、横播きでも6mとなり同じ数量(画像左)
だが問題は畝の端一杯から播く事は不可能で播き始めと播き終わりに5cmの余裕を取ると・・・。 縦播きは5m、横播きは5.7m。 な、なんと横播きは玉葱苗なら30本程、余分に播く事ができる計算になる。
チマチマ菜園主の本能だろうか。 縦播きがどうしても受け入れられなかったのは・・・。
画像左:筋蒔き例その1(播きしろ無し) 画像中:筋蒔き例その2(播きしろ有り) 画像右:チンゲンサイ(明日、収穫予定)
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