自由な一日
2004/08/20 (金)

harenotikumori.gif 台風一過で清々しいのかと思っていたがまだまだ残暑が残る。
雨に打たれ風にあおられた台風の爪痕は被災地から見れば擦り傷くらいでたいした事は無い。
先ほど菜園仲間「マメダ丸さん他」達とのチャットに参加して激励のお言葉を皆さんからかけられて元気になる、365日毎日元気にしているから「元気がない」の意味が良く分からないのも私の極意でもあるようだ。

早朝に水田の見回りに行く、実に10日ぶりの事。
ありゃー チッソが切れて黄変しかかっている。
「写真1」手前は早稲種の絹光、その向こう側が私の水田で他の田圃とは幾分黄色かかって「肥料が欲しい〜〜」と瀕死の状態と察知する。
急いでもしょうがない、朝飯をよくかんで時間を掛けて食べる、と言うよりも悪い頭で依りよい知恵を出しているのだ お茶をひと飲みしてから「よっしゃー」と答えを大声で出す、側にいた晃一が飛び上がる「ゴメン脅かして」。

結局速効性のある化学肥料「MリンPK」と自家製発酵鶏糞の混合肥料とする、葉が黄変するのはチッソ不足だがこれからは穂肥であるリン酸と遅効性の3要素を上手く配合すれば何とかなる の答えを出す。
禁断の化学に手を染めるのは悲しいが直ぐに効いてくれるには是しか無い、いったい何を食べたのか今でも覚えていない。

有機肥料200Kgに化学肥料を20Kgを混ぜる、スコップで4〜5杯入れてはパラパラと禁断の粉を振る、それをオバケに満タンに入れて水田に花咲爺さんのようにばらまく、オバケと水田の往復は数え切れないが裸足の足には気持ち良い 頭はかんかん照りの太陽が容赦なく照りつけるが足からの冷却で何とか我慢が出来る。
途中に家内が どっち? と缶ビールと麦茶を持ってくるが缶をしゃくリ取ったのは言う間でもない。

「写真2」晩生の緋の光だが早くも出穂が確認出来る、昨年より10日も早い。
昨年は長雨に祟られて出来高は例年の2割減、しかも青米が多かったが「私の所は青米はほとんど無し」今年は豊作の意気込みだが何とかこれで持ち直して欲しい。
写真では早くもイネゾウ虫が確認される、他の圃場は3種混合の薬剤を散布しているが私はあえてやっていない、他の圃場からの苦情が来ればやらざるがえんだろうが・・・田圃をすっぽりと防虫ネットで覆うかい?
難しい 実に難しい。

へとへとで午前中に終わりシャワーで汗を流す。
そこへ高戸さんが「良い肉が入ったよー」と言って国産の牛のテールを持ってくる。
早速寸胴で調理にかかる、一沸かしして、とろ火にしてから集金業務に出かける。
差し水に帰る事3度、タマネギを丸のまま入れて再び煮る為に乾燥場まで行くとびっくり。
「写真3」ここまで台風の爪痕が・・・頃合いの良いタマネギを数個甘皮を剥いてそのまま入れて更に煮込む。
アクや浮いてきた油を丁寧に取って出来たスープは美味である。
肉だけを取り去って圧力釜で味付けをして10分煮込みそのまま放置、先ほど喰ったが絶品である 箸でとろっとほぐれて旨味はそのまま、男の手料理。

今バーボンをあおりながらの日記には1日の疲れとは違う明日への意気込みが見える 明日はどうする??。

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オラん家の野良日記
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