ベテランの懸崖つくりを教わってきました。
2007/05/30 (水)

ame.gif ビギナーさんが困っているので、コメントしたかったのですが、これまで、懸崖の定植や枠の取り付けは適当にやっていて、良く分かりませんでしたので、ベテランの懸崖つくりを教わってきました。
定植(主幹曲げと枠の取り付け)は草丈140cm〜150cmの時主幹に針金を添えて主幹を平行に曲げ、定植後は針金を外すそうです。この時、地際から30cmまでの枝は取るそうです。芽先の摘心は定植まで行わず、定植後1と2番目の枝の芽先のみ摘心して、主幹は摘心しないそうです。その後、8月10日に全ての芽先を摘心する仮摘心まで摘心しないで、伸びた枝を斜めに倒して固定するそうです。第一回目の摘心は根元の1/3を9月1日に行い、第二回目の摘心は9月5日に中心部分を行い、第三回目の摘心は先端部分を9月10日に行うそうです。
鉢のサイズは50cm角で、定植時はその内側に幅35cmのベニヤの仕切りを対角線に直角に入れその中に用土を入れ、4隅にカヤの束を入れるそうです。その後、空いている中間の部分に仕切りを移して増土し、最後にもう一度仕切りを外して増土するそうです。
棚のサイズは縦270cm、横130cmで縦の中心に8mmから10mmの鉄の棒を渡し、棚の周囲は12番線で枠取りして、伸縮できるように根本(肩)の部分を二重にするそうです。横の部分は、20cm間隔に10番線と12番線を交互に入れ、その間に5cm間隔で竹ヒゴを入れていました。竹ヒゴは枝が混んで来たら外し、以降は、伸びた枝を下の枝に結ぶそうです。
枝の配置は根元の3対を肩の部分用に後ろに曲げ、他の枝は前方に曲げるそうです。棚から地際までの距離は40cmでした。
苗は11月の冬至芽だそうですが、もう草丈が2m近くになっていて驚きました。晴れた日には上をヨシズで覆い、30度にならないように管理するそうです。

i0 i1 (1) 懸崖の中心部分です。
(2) 懸崖の全体の写真です。
(3)
 
菜園の四季と菊づくり日記
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