2006/06/06 (火)
昨日のお客さんの話として・・だが。
関越を新潟に向かう途中に菅平がある。 スキーや観光地として有名なところだ。 地元に昔から伝わる風習として風葬と似たようなものが 未だに残っているらしいのだ。
お客さんが住んでいた去年の6月に村の回覧板が回ってきて「死体は山に捨てないようにしてください!!」 「現在は法律によって禁じられています」 「死亡したら役場に届け出るように・・云々」
半分冗談半分もしかして・・などと考えてしまった。 なぜなら近くには「姨捨山」があり昔はわずかな食べ物を持ち親を背負って山に入ってゆく人が見られたと言う。 私が幼いころに知り合いの祖母が寝たきりになり農家だ ったその家は暗いうちに畑や田んぼに行き暗くなるまで働いて帰ってくる。病人に食事を与えそして眠る。 やがて病人は床ずれを起こして骨が見えるまでに進行。 排泄もそのままのために敷布団は腐り下の畳までへこんできた。 部屋の中は特有の匂いが充満し戸を開け放してもその匂いは消えることは無かった。 貧しさ故に何も介護をしてあげられなかった時代。
現在の老人達とは雲泥の差。
遠い遠い昔の記憶・・・
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