今日の予定。イノシシ対策、カラス対策、企業の農業参入
2025/01/05 (日)

kumori.gif 曇り。


営農12月末現在の金種表作成印刷。
現金残高照合。OK。

今日の予定。
豆の支柱上部を針金で固定してからネットを
張る。
野菜に不織布をかける。春菊、水菜、サラダ菜MIX、
カブなど。
➡全部済んだが、まだ不織布が足りない。
買い足して全部にかける予定だ。


大原で嫁さんがカブ、チンゲンサイ、水菜を収穫した。
子供がコマツナを収穫した。
あす直売所に出す。

豆類もイノシシが来て食べるので
周囲に電気柵を張らないといけない。
ニンジン、サツマイモ、サトイモ、つくね芋、
ジャガイモ、大根、葉物も食べられてしまうので
今年は畑全体を大きく電気柵で囲むように対策を
しよう。周辺に耕作放棄地が増えてきたので
イノシシもたびたび見かけるようになってきた。

カラス対策も必要だ。近くの山に数百羽の集団で
住みついている。豆類を食べたり、
植えた玉ねぎ苗を全部引き抜いたり、
キャベツなどの葉物野菜を食べたり、
大根を横からつついて穴だらけにする。
こちらは支柱をたてて黄色の鳥よけ糸を
張っておく。

カラスは羽根が糸に絡むのを一番嫌がるので糸が
対策に有効だ。

羽根つきのリアルに作られた
カラスのダミーを畑に逆さに吊るしておくのも
効果的だ。

緑色のレーザーポインターで
照らすのも嫌がるそうだ。
営農の大麦の食害もかなりあるので
今度試してみよう。


お宮に年末におこなったお供え品は
NHさんにもらっていただくように
電話連絡をした。今日持ち帰るそうだ。
1/12の丑祭り用については1/11に新しくお供え品を
準備して飾り付ける。

宮司さんから昨日丑祭りの日時の再確認の
電話があった。1/12(日)の12時前にお願いした。

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自分が他のブログで書いた文章の控え

●企業の農業参入例や失敗例

●●大企業が農業参入してもほとんどみんな失敗するケースが多い。

ワタミ、オムロン、ユニクロ、JT、東芝、ニチレイ、吉野家。

まず初期投資(農地の取得費用や賃借料、複数の
大型農機やトラックや温室や大型ビニールハウスや
農機や肥料などを格納する大型倉庫などの各種
設備投資)が大きくて、それに見合う儲けが少なすぎる。

野菜の収穫のためには播種後は数か月から半年くらい
は無収入の上に各種経費(人件費、苗代、種代、
培養土代、肥料代、農薬代、
資材費、燃料費、通信費、電気水道代など)
は毎月出ていくだけになる。
それに耐えるだけの十分な資金が必要だ。

毎月の収入も全く無い月もあるが人件費などの固定経
費は毎月出ていく。

また農機などの機械類も毎年高額な点検整備料や修理
代(農機の修理代は高いよ)などの維持管理費が必要
になる。

農機も10年くらいで劣化したり、老朽化して定期的に
高額な買換え費用が必要になる。
規模にもよるがコンバインで1000万
から2000万、トラクターで1000万前後。
買い換えないと高額(100万円前後)な修理代が
その後は毎年継続して必要になる。

農業収入は増えなくても肥料、農薬、資材、農機価格な
どは毎年少しずつ値上がりしている。

最近は肥料価格が2倍近く値上がりしているが、
米や野菜価格に値上がり分の転嫁は難しい。

安価で安定した労働力確保も難しい。
農繁期と農閑期があり、労働力の要る時と要らないと
きの差が大きい。

人件費がかかるので農業収入のみで多人数を雇うのは
難しい。少人数で大きな耕作面積を管理運営しないと
いけない。

また天候に左右され、大型台風一発で温室やビニール
ハウスなどの投資や1年間の労働がすべてパーになる。
またそのための高額な再度の設備投資や修繕費が
必要になる。

害虫、病気、雑草などの被害も大きい。
近年、殺虫剤の効かない害虫や薬が効かない病気、
除草剤の効かない雑草なども増えてきている。

山の近くではイノシシ、カラス、鹿、猿、アライグマ、
タヌキ、ハクビシンなどの被害が大きく対策(電気柵
やスチールフェンスなど)が必要になる。

順調にできたらできたで近隣や国中が大豊作。
生産過剰で大幅に値崩れしてしまったり、極端な場合は
売れずに畑に鋤きこむことになる。自分のところが
よくできるときは他人のところも良くできる。

野菜は工業製品と違い、生産数量増加が必ずしも
売り上げ増加や利益増加につながらないケース
しばしばみられる。

令和2年の12月は天候に恵まれ、大豊作になり、
またコロナの影響で需要が落ち込んだため、
野菜を出荷しても野菜を入れるための段ボー
ル箱の購入代金のほうが
中身の野菜よりも高いという100%赤字に
なる状態が起こっている。まさに豊作貧乏だ。

こんな状態になっても、本当にうまくいくと言うか、
赤字に耐えて乗り超えることができるのは
農業収入に頼らなくても、別途に生活できるだ
けの収入がある年金農業か兼業農家だ。
また企業参入ならば利益度外視で他であげた収益を
農業部門に注ぎ込むことになる。

野菜を自分たちで作るよりも他で購入したほう
がはるかに安いという状況になると、その野菜を使
用する予定の企業の直営店や消費者でも利益や値段
を重視した場合は価格のはるかに安い近隣の生産者
や市場や他店から野菜を購入するようになる。

契約栽培している農家も野菜や米の値段差があまりに
大きくなると契約先に出さずに値段の良い他の売
り先に出してしまうことがある。

2024年の米がそのような状態だった。
収穫時の玄米値段が高騰したために仮渡金(概算金)
の安いJAに出さずに高額を提示した集荷業者に出した
農家が多かった。自分の地域のJAも集荷目標に対して
6割程度しか集荷できなかったそうだ。約4割は他の
集荷業者に流れたそうだ。JA自体もこんな状況が
全国的に毎年続くとおかしなことになりそうだ。
また自分で精米までしてネットなどで直接消費者に
販売をおこなうような農家も多くみられた。

農業収入のみで経営する企業による大規模農場ほど、
こんな時は大赤字になって結果的には撤退するこ
とになる。

 
ごーやの菜園作業 北九州 グリーン☆ファーム
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