2025/02/13 (木)
* ワタシの小学校3〜4年生の頃は昭和30年前後、戦後10年近く経っているとはいえ まだまだ農村は貧しい暮らしが多かった
その頃の思い出です 小学校のどの学年にも朝鮮から一家で日本に渡来してきたとわかる人たちがいて、堂々と朝鮮名を名乗っている人もいれば日本に帰化して日本名の人もいましたが
ワタシのクラスにも姜(キョウ)くんという坊主頭で目の細い華奢な体つきの男の子がいましてね、 両親は養豚で生計を立てている、という噂でしたがハッキリは知りません
ある日、休み時間のこと、姜くんは友達3〜4人を前にして喋っているのをワタシは遠くから見ていました 「オマエら、俺のおとうちゃんの名前 知っとるか?」 いきなり言われても知りませんわな 皆、首をかしげるばかり
ワタシ、知ってたんですよ 数日前に、姜くんが数人を前にして「俺のおとうちゃんはキョウ スイトウテン言うんやぞ こない書くんや」 机の上に指で字も書いて教えてくれた 姜くんにとって自慢の父親やったんでしょうね
今、覚えてるのは「姜 水○天」 真ん中のトウはどうやったかいなぁ??? ワタシはたぶん得意顔で(^^ さらりと言うたね「キョウスイトウテン!」
「そうや!」 ずっと前に話したのをすっかり忘れてたんやね その場のビックリした姜くんの嬉しそうな顔を今でも覚えてるワ
今、その時の同じ組の人たちに「姜くんていたよね」と言うても 「知らーん」 「いたような気もするけどー」 そっけない(^^;
ワタシもソレしか記憶にないけど、小学校の同窓会がもしあるならぜひ逢いたい人の一人が 姜 忠央くん、 「あんたのおとうちゃんの名前、まだ覚えてんでー」と言うたらどんな顔するかなぁ。。。。
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