2022/05/29 (日)
* かつらぎ町かせだの荘は平安の昔から広い水田地帯で社会科の教科書には「荘園」の項に登場します
その広大な田んぼを賄う為、あちこちに大小数個の溜池が作られて近年までは地元産業に大いに貢献してきたものですがさいきんは農業一本で暮らしてゆくのは難しくなり お池の水を利用するお家も少なくなりました
が、水路の清掃は今でも地域のだいじな行事として田植え直前の今頃 召集が掛かります
午後一時、我々の地区(実家周辺)は太尾池(ふとおいけ)のたもと集合 全部で30人ぐらい そのうちの3分の2ぐらいが男性 各々草払い機や鍬、鎌を手に 軽トラで駆けつける人も
お池の樋を抜く6月上旬までに、水路に積もった山土、朽ち木の破片、枯葉など掬い上げてきれいにするわけです 最年長は80?歳の女性、腰は曲がっていても鎌を上手に操って土手の草を刈ります 男性では80歳の我が高校時代の恩師が「午前中は垣内の掃除でした」と 若かりし日に女学生に騒がれたイケメン先生が真っ黒に日焼けした顔を綻ばす
若い(と言いましても40代ぐらい)人とか責任者は昨日から主だった所の草刈りを機械で仕上げていてくれる有り難い存在なりm(__)m ←最敬礼
老いも若きも力をあわせて故里を守っていこうと誓いを新たにする・・・・こんな日が一年に一回あってもいいね
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