2019/11/12 (火)
* キャベツ苗を早いとこ植えたいと思ったので、昨日は午前中に実家の畑に 畝を作ろうと準備していると、隣の高校の部室で騒ぐ声がする いつものように高校生たちがキャーキャー騒いでいるんだろうと思っていたが、どうも変だ 耳をすますと、声は校舎のほうでなく 田んぼ一枚隔てた南の人家からきこえる それも大声で泣き叫んでいる 「おかーちゃんを返せ」 「おかーちゃんを連れて行くな」 何度も何度も・・・・
我が家の高い生垣がワタシと事の間を遮断しているので 事情はよくわからないが、 今日は月曜日でディの日、母親の車椅子が介護施設から迎えにきた自動車に乗り込んで今、まさに出発するところなのだ 車を出していいものかどうか、若い介護士のにいちゃんはおろおろしながらも車椅子の鍵をかけ 後ろドアを下ろして 素早く車に乗り込んだ
母親はたしか88歳、元気な働き者だったが数年前の年末に溝っこにはまり手当が遅すぎた為に だんだん体が不自由になり、 全介護の状態が長く続いている 娘さんが母親と離れるのを極端に嫌がるので、母親は施設には入らず ずっと訪問介護を受けている
お迎えの介護士が見慣れない新人だと母親がどこかに連れて行かれるのではないかと怯えるわけです
娘さんの為に母親の方もずっと我慢を続けているが、ときどき繰り広げられる光景、母親はどんなにか切なかろうと思われる
息子さんは大学をでて社会的な地位のある職業についているがめったに顔をみせることはない ご近所さんと交流することもない
小一時間たって、校門のそばを通りかかった時、娘さんがゴミ出しコンテナを一輪車に積みながら、 目が合ったワタシに「こんにちは」と微笑んだ
もういつもどおりのフツーの顔に戻っていた やれやれ
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(1) 禅寺丸 ことしは不作みたい
(2)
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